この章の内容は次のとおりです。
『Oracle XML DB開発者ガイド』でのOracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)の変更点は次のとおりです。
『Oracle XML DB開発者ガイド』でのOracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)の変更点は次のとおりです。
このリリースの新機能は次のとおりです。
Oracle XML DBはOracle Databaseの必須コンポーネントになりました。削除できない上、Oracle Databaseを作成する場合は必ず含める必要があります。データベースの新規作成時、または(まだ存在しない場合は)既存のデータベースをOracle Database 12cにアップグレードする際、自動的にインストールされます。「Oracle XML DBの自動インストール」も参照してください。
Oracle XML DBではXQuery Updateをサポートするようになりました。XMLデータを更新するためのOracle固有のSQL関数は非推奨になっています。
関連項目:
"非推奨となったXMLデータを更新するためのOracle SQL関数については、非推奨となった機能を参照してください。
新たに導入されたXQuery拡張式プラグマは次のとおりです。
(#ora:child-element-name
name
#)
- 挿入される子要素に使用する名前を指定します。
(#ora:no_schema #)
- XQuery Full Text式でXML Schemaに基づくXMLType
データを使用した場合に、エラーを発生させません。
(#ora:use_xmltext_idx #)
- XML検索索引(使用可能な場合)を使用して問合せを評価します。XMLIndex
索引またはストリーミング評価は使用しません。
次の新機能により、レプリケーションおよびローリング・アップグレードに対するサポートが強化されました。
Oracle GoldenGateレプリケーションおよびOracle Data Guard SQL Apply (ロジカル・スタンバイ)は、すべてのXMLType
記憶域モデルでサポートされるようになりました。
関連項目:
Oracle GoldenGateを使用したXMLType
データのレプリケーションの詳細は、『Oracle GoldenGate Oracleインストレーションおよびセットアップ・ガイド』を参照してください。
Oracle GoldenGateの詳細は、Oracle GoldenGateのドキュメントを参照してください
SQL Applyでサポートされるデータ型の詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。
ローリング・アップグレードを実行する場合、Oracle XML DBリポジトリ操作は、SQL Apply手順の一部としてスタンバイ・データベースに適用されます。
適用される制限の詳細は、「既存のOracle XML DBのインストールのアップグレードまたはダウングレード」を参照してください。
パラレルDMLのサポートは、SecureFiles LOBを使用したXMLType
記憶域モデル(バイナリXML)で向上しています。CREATE TABLE AS SELECT
およびINSERT AS SELECT
の両方で、パフォーマンスと拡張性が向上しています。
関連項目:
『Oracle Database SecureFilesおよびラージ・オブジェクト開発者ガイド』
XMLIndex
を使用したXMLデータの索引付けの改善点は次のとおりです。
PL/SQLパッケージDBMS_XDB
のサブプログラムおよび定数は、次のパッケージに分割されました。
DBMS_XDB_ADMIN
DBMS_XDB_CONFIG
DBMS_XDB_REPOS
パッケージDBMS_XDB_CONFIG
およびDBMS_XDB_REPOS
はOracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)で新たに導入されました。パッケージDBMS_XDB
は、下位互換性のために引き続き存在します。
関連項目:
『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』の「DBMS_XDB_CONFIG」
"DBMS_XDBからDBMS_XDB_CONFIGに移行した、非推奨となったPL/SQLサブプログラムおよび定数については、「非推奨となった機能」を参照してください
『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』の「DBMS_XDB_REPOS」
Basic認証の他に、Digestアクセス認証(Digest認証とも呼ばれる)を使用してOracle XML DBリポジトリにアクセスできるようになりました。これにより、ユーザーの資格証明(ユーザー名、パスワードなど)を暗号化することで、データ全体の暗号化に伴うオーバーヘッドが生じません。
ユーザーの資格証明では、大/小文字が区別されます。具体的には、認証を受けるユーザー名は作成された名前と正確に一致する必要があります(デフォルトでは、すべて大文字)。
関連項目:
ダイジェスト認証の構成方法は、「HTTPの認証メカニズムの構成および管理」を参照してください
インストール、アップグレードおよびダウングレードの考慮事項は、「既存のOracle XML DBのインストールのアップグレードまたはダウングレード」を参照してください
Oracle XML DBリポジトリから、リポジトリ・パス/dbfs
の下にあるOracle Database File System (DBFS)のファイルとフォルダにアクセスできるようになりました。この新しい機能を使用すると、DBFSファイルとフォルダへのFTPおよびHTTP(S)/WebDAVアクセスが可能です。
関連項目:
『Oracle Database SecureFilesおよびラージ・オブジェクト開発者ガイド』
『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』
次の機能は今回のリリースで非推奨となり、今後のリリースではサポートされない可能性があります。
XMLType
のCLOB
記憶域(非構造化記憶域とも呼ばれる)は非推奨になりました。かわりにXMLType
のバイナリXML記憶域を使用してください。
無意味な空白を維持する必要がある場合は、元のXML文書のコピーを2つ(1つはデータベースとXMLの処理で使用するXMLType
インスタンスとして、もう1つはドキュメントの再現性を実現するCLOB
インスタンスとして)格納します。
オブジェクト・リレーショナルXMLType
データに埋め込まれているCLOB
インスタンスとして格納されたXMLフラグメントに対するXMLIndex
索引の作成は、非推奨になりました。このようなフラグメントのデータを索引付けする必要がある場合は、オブジェクト・リレーショナル記憶域ではなく、バイナリXML記憶域を使用して文書を格納します。
次に示す、パッケージDBMS_XMLSCHEMA
内のPL/SQLサブプログラムは非推奨になりました。
generateSchema
generateSchemas
これらの構造体の代用はなく、この変更に対する回避策はありません。
DBMS_XDB_CONFIG
は新しいPL/SQLパッケージです。Oracle XML DBの構成に関する関数、プロシージャおよび定数はすべて、パッケージDBMS_XDB
からDBMS_XDB_CONFIG
に移行しました。これらは、パッケージDBMS_XDB
では非推奨です。かわりにパッケージDBMS_XDB_CONFIG
で使用することをお薦めします。
パッケージDBMS_XDB
で非推奨となったサブプログラムは次のとおりです。
ADDHTTPEXPIREMAPPING
ADDMIMEMAPPING
ADDSCHEMALOCMAPPING
ADDSERVLET
ADDSERVLETMAPPING
ADDSERVLETSECROLE
ADDXMLEXTENSION
CFG_GET
CFG_REFRESH
CFG_UPDATE
DELETEHTTPEXPIREMAPPING
DELETEMIMEMAPPING
DELETESCHEMALOCMAPPING
DELETESERVLET
DELETESERVLETMAPPING
DELETESERVLETSECROLE
DELETEXMLEXTENSION
GETFTPPORT
GETHTTPPORT
GETLISTENERENDPOINT
SETFTPPORT
SETHTTPPORT
SETLISTENERENDPOINT
SETLISTENERLOCALACCESS
パッケージDBMS_XDB
で非推奨となった定数は次のとおりです。
XDB_ENDPOINT_HTTP
XDB_ENDPOINT_HTTP2
XDB_PROTOCOL_TCP
XDB_PROTOCOL_TCPS
関連項目:
『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』の「DBMS_XDB_CONFIG」
XMLデータを更新するためのOracle SQL関数はすべて非推奨になっています。かわりにXQuery Updateを使用することをお薦めします。非推奨のXML更新関数は次のとおりです。
updateXML
insertChildXML
insertChildXMLbefore
insertChildXMLafter
insertXMLbefore
insertXMLafter
appendChildXML
deleteXML
関連項目:
Oracle SQL関数sys_xmlgen
は非推奨になりました。かわりにSQL/XML生成関数を使用することをお薦めします。
次のOracle XQuery関数は非推奨になりました。かわりに、対応する標準のXQuery関数(同じ名前に名前空間接頭辞fn
の付いた関数)を使用してください。
XML変換をサポートする次のOracle構造体は非推奨になりました。
PL/SQLパッケージDBMS_XMLTRANSLATIONS
Oracle XPath関数ora:translate
XML Schema注釈xdb:maxOccurs
、xdb:srclang
およびxdb:translate
これらの構造体の代用はなく、この変更に対する回避策はありません。
関連項目:
次のXML Schema注釈は非推奨になりました。
これらの構造体の代用はなく、この変更に対する回避策はありません。
エクスポート・パラメータdata_options
の値xml_clobs
は、Oracle Database 12cリリース1 (12.1)から非推奨になりました。
『Oracle XML DB開発者ガイド』でのOracle Database 11gリリース2 (11.2.0.3)の変更点は次のとおりです。
次の機能は今回のリリースで非推奨となり、今後のリリースではサポートされない可能性があります。
PL/SQLプロシージャDBMS_XDB_ADMIN.createRepositoryXMLIndex
PL/SQLプロシージャDBMS_XDB_ADMIN.XMLIndexAddPath
PL/SQLプロシージャDBMS_XDB_ADMIN.XMLIndexRemovePath
PL/SQLプロシージャDBMS_XDB_ADMIN.dropRepositoryXMLIndex
XMLスキーマの注釈(属性)csx:encodingType
オブジェクト・リレーショナルXMLType
データ内に埋込みのCLOB
XMLType
データ上のXMLIndex
索引
『Oracle XML DB開発者ガイド』でのOracle Database 11gリリース2 (11.2.0.2)の変更点は次のとおりです。
Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)では、Oracle XML DBの次の機能が新たに導入されました。
XMLType
表または列の作成時に記憶域モデルを指定しないと、XMLType
のデフォルト記憶域モデルが使用されます。Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.2)より前は、デフォルトでCLOB
記憶域が使用されていました。デフォルト記憶域モデルはバイナリXML記憶域に変更されました。
注意:
バイナリXML記憶域を使用する表を新たに作成し、CLOB
記憶域を使用して格納されている既存のXMLType
データをその中に移入できます。CREATE TABLE AS SELECT
...を使用して、既存のデータから選択します。
この機能は、Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)以降で使用可能です。
バイナリXML記憶域モデルを使用するXMLType
データは、内部的にはラージ・オブジェクト(LOB)を使用して格納されます。
Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.2)より前は、バイナリXMLデータはデフォルトでBasicFiles LOB記憶域オプションを使用して格納されていました。今後、バイナリXMLデータのLOB記憶域では、デフォルトでSecureFiles LOB記憶域オプションが可能なかぎり使用されます。
SecureFiles LOB記憶域が使用できない場合は、デフォルトでBasicFiles LOB記憶域が使用されます。これは、次のいずれかの場合に発生します。
XMLType
表の表領域で、自動セグメント領域管理が使用されていない。
ファイルinit.ora
の設定により、SecureFiles LOB記憶域を使用できない。例として、パラメータDB_SECUREFILE
を参照してください。
関連項目:
自動セグメント領域管理の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
パラメータDB_SECUREFILE
の詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
この機能は、Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)以降で使用可能です。
これまで、Oracle XML DBリポジトリ・リソースに対してfn:doc
とfn:collection
を使用するXQuery式のパフォーマンスを最適化するには、RESOURCE_VIEW
との明示的な結合を実行する必要がありました。今後は、新しいXQuery拡張式プラグマora:defaultTable
により、必要な結合が自動的に実行されます。
この機能は、Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)以降で使用可能です。
次の機能は今回のリリースで非推奨となり、今後のリリースではサポートされない可能性があります。
BasicFiles LOB記憶域を使用してバイナリXMLとして格納されているXMLType
データ。新機能「バイナリXMLのデフォルトLOB記憶域」を参照してください。
Oracle XQuery関数ora:view
: かわりに、XQuery関数fn:doc
およびfn:collection
を使用してください。「XQueryとOracle XML DB」を参照してください。
『Oracle XML DB開発者ガイド』でのOracle Database 11gリリース2 (11.2.0.1)の変更点は次のとおりです。
Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.1)では、Oracle XML DBの次の機能が新たに導入されました。
オブジェクト・リレーショナル形式で格納されたXMLType
データの場合、XMLType
実表またはXMLType
列を持つ実表をパーティション化すると、ヒープに基づく表記憶域を使用するすべてのコレクション表に対しても、デフォルトで自動的に同一レベル・パーティション化が行われるようになりました。同一レベル・パーティション化とは、実表のパーティションごとに、対応するコレクション表パーティションが存在するということです。子要素は、その親要素の実表パーティションに対応するコレクション表パーティションに格納されます。
アクセス制御リスト(ACL)が拡張され、カスタマイズ可能なファイングレイン・アクセス制御を行うことができます。
独自の権限を定義して、柔軟な方法でそれらの権限をユーザーおよびロールに関連付けることができます。アクセス制御エントリ(ACE)では、開始日と終了日を指定できます。アプリケーションのユーザーおよびロールのアクセスを制御できます。これらは必ずしも、データベースのユーザーおよびロールと同じとはかぎりません。
関連項目:
バイナリXML表に対する問合せおよびDML操作のパフォーマンスが向上しました。また、仮想列をパーティション化キーとして使用して、バイナリXML表をパーティション化できるようになりました。
XMLIndex
を使用すると、通常は構造化されていないコンテンツに埋め込まれた構造化XMLコンテンツのアイランドに索引を付けることができます。このためXMLIndex
索引では、構造化XMLコンテンツと非構造化XMLコンテンツのどちらにも索引を付けることができます。
パーティション化されたXMLType
表のデータに対して、ローカルのXMLIndex
索引を作成できます。
関連項目:
オブジェクト・リレーショナル形式で格納されているXMLType
データでは、XML Schemaデータ型がSQLデータ型にマップされます。デフォルトのマッピング・セットは定義されていますが、指定したXML Schemaの特定部分に使用される特定のマッピングを指定することにより、これらを上書きできます。
新しいデフォルトのマッピング・セットが今回用意されました。Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.1)より前に使用可能であったデフォルト・マッピングとの違いを次に示します。新しいデフォルトのマッピング・セットでは、
xs:float
は、NUMBER
ではなくBINARY FLOAT
にマップされています。
xs:dateTime
は、TIMESTAMP
ではなくTIMESTAMP WITH TIMEZONE
にマップされています。
4000バイトより長いxs:string
インスタンスは、デフォルトでVARCHAR2(4000)
型ではなくCLOB
型になります。
デフォルトでは、下位互換性を確保するため、古いデフォルトのマッピング・セットが使用されます。新しいデフォルトのマッピングをかわりに使用するには、次の両方を実行する必要があります。
init.ora
ファイル内のデータベース・パラメータcompatible
を11.2以上に設定します。
Oracle XML DB構成ファイルxdbconfig.xml
内の要素default-type-mappings
をpost-11.2
に設定します。
次のOracle XML DB構造体は、Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.1)で非推奨になりました。これらは、下位互換用として11.2.0.1でもサポートされますが、新しいアプリケーションでは使用しないことをお薦めします。
Oracle SQL関数extract
: かわりに、SQL/XML関数XMLQuery
を使用してください。「Oracle XML DBのXMLQUERY SQL/XML関数」を参照してください。
Oracle SQL関数extractValue
: かわりに、SQL/XML関数XMLTable
、またはSQL/XML関数XMLCast
およびXMLQuery
を使用してください。
関数XMLTable
の使用方法の詳細は、「SQL/XML関数XMLQUERY、XMLTABLE、XMLExistsおよびXMLCast」を参照してください。
関数XMLCast
およびXMLQuery
の使用方法の詳細は、「Oracle XML DBのXMLCAST SQL/XML関数」を参照してください。
Oracle SQL関数existsNode
: かわりに、SQL/XML関数XMLExists
を使用してください。「Oracle XML DBのXMLEXISTS SQL/XML関数」を参照してください。
Oracle SQL関数XMLSequence
: かわりに、SQL/XML関数XMLTable
を使用してください。「Oracle XML DBのXMLTABLE SQL/XML関数」を参照してください。
Oracle XPath関数ora:instanceof
: かわりに、XQuery演算子instance of
を使用してください。
Oracle XPath関数ora:instanceof-only
: かわりに、XML Schema属性xsi:type
を使用してください。
PL/SQL XMLType
メソッドgetStringVal()
、getCLOBVal()
およびgetBLOBVal()
: かわりに、SQL/XML関数XMLSerialize
を使用してください。「XMLSERIALIZE SQL/XML関数」を参照してください。
PL/SQL XMLType
メソッドgetNamespace()
- かわりに、XQuery関数 fn:namespace-uri
を使用してください。
PL/SQL XMLType
メソッドgetRootElement()
: かわりに、XQuery関数fn:local-name
を使用してください。
XMLType
のファンクション索引: かわりに、構造化コンポーネントが含まれるXMLIndex
を使用してください。「XMLTypeに対するファンクション索引の非推奨化」を参照してください。
『Oracle XML DB開発者ガイド』でのOracle Database 11gリリース1 (11.1)の変更点は次のとおりです。
Oracle Database 11gリリース1(11.1)では、Oracle XML DBの次の機能が新たに導入されました。
バイナリXMLは、抽象データ型XMLType
の記憶域モデルです。バイナリXMLはXML Schemaを認識しますが、XML Schemaに基づいていないXMLデータでも使用できます。
詳細は、「XMLType記憶域モデル」を参照してください。
関連項目:
バイナリXMLとして保存されるXMLType
データの概要は、『Oracle Database開発ガイド』を参照してください。
バイナリXMLとして保存されるXMLType
表および列の作成の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
Javaを使用してバイナリXMLデータを操作する方法の詳細は、『Oracle Database XML Java API Reference』を参照してください。
Cを使用してバイナリXMLデータを操作する方法の詳細は、『Oracle Database XML C APIリファレンス』を参照してください。
XMLType
用の新たな索引タイプXMLIndex
が提供されています。これにより、XML Schemaに基づくかどうかにかかわらず、XPathに基づく述語のパフォーマンスおよびXMLType
データのフラグメント抽出を大幅に向上します。新しい索引タイプは(論理的な)ドメイン索引であり、基礎となる物理表と2次索引によって構成されます。XMLTypeデータの索引を参照してください。
注意:
CTXSYS.CTXXPath
索引は、Oracle Database 11gリリース1(11.1)で非推奨になりました。CTXXPath
によって提供されていた機能は、XMLIndex
で提供されるようになります。
CTXXPath
索引をXMLIndex
索引に置換することをお薦めします。今後リリースされるデータベースでは、CTXXPath
はサポートされなくなります。
関連項目:
新規PL/SQLパッケージDBMS_XMLINDEX
の詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
XML要素のコレクションをOrdered Collections in Tables(OCT)として収集することができます。OCTでは、デフォルトでヒープ記憶域が使用されるようになりました。以前のリリースでのOCTは、デフォルトでは索引構成表(IOT)でした。新しいXML Schema登録オプション、REGISTER_NT_AS_IOT
を使用すると、強制的にIOTが使用されます。
以前のリリースでは、XML Schema注釈xdb:storeVarrayAsTable
のデフォルト値はfalse
でしたが、true
に変更されました。
これは、XMLコレクションがOrdered Collections in Tables(OCT)内に一連の行として格納されることを意味します。各行がコレクション内の要素に対応します。注釈がxdb:storeVarrayAsTable = "false"
となっている場合、コレクション全体がかわりにシリアライズされてLOB列にvarrayとして格納されます。
xdb:storeVarrayAsTable = "true"
を使用すると、コレクションを効率的に使用して問合せ、更新、およびBツリー索引の作成を行うことができます。
アプリケーションでは、リソースの作成、削除、更新など、Oracle XML DBリポジトリに関するイベントのハンドラによって、リスナーを登録できるようになりました。「Oracle XML DBリポジトリ・イベント」を参照してください。
関連項目:
新規Javaメソッドの詳細は、『Oracle Database XML Java API Reference』を参照してください。
新規PL/SQLパッケージDBMS_XEVENT
の詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
新規PL/SQLパッケージDBMS_RESCONFIG
の詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
新規PL/SQLパッケージDBMS_XDBRESOURCE
の詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
Oracle XML DBでは、新たにContent Repository API for Java(JCR)とJSR-170標準をサポートします。JCRのAPIを使用し、Oracle XML DBリポジトリにアクセスできるようになります。「Oracle XML DB Content Connector」を参照してください。
関連項目:
新規Javaメソッドの詳細は、『Oracle Database XML Java API Reference』を参照してください。
弱いフォルダ・リンクを作成し、Oracle XML DBリポジトリのフォルダと子の関係を表せるようになりました。ハード・リンクも引き続き使用できます。「リンク・タイプ」を参照してください。
関連項目:
PL/SQLパッケージDBMS_XDB
の最新情報は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
under_path
関数の最新情報は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
Oracle XML DBリポジトリで、すべてのWebDAV権限がサポートされるようになりました。さらに、Oracle XML DB固有の基本権限もいくつか新たに用意されています。 リポジトリのアクセス制御を参照してください。
関連項目:
PL/SQLパッケージDBMS_NETWORK_ACL_ADMIN
の詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
新規PL/SQLパッケージUTL_TCP
の詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
新規PL/SQLパッケージUTL_INADDR
の詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
Webサービスを通じてOracle Databaseにアクセスできるようになりました。SQLまたはXQueryを使用し、データベースに問い合せるWebサービスを作成およびデプロイするか、保存されたPL/SQL関数やプロシージャにアクセスできます。「ネイティブなOracle XML DB Webサービス」を参照してください。
ほとんどのケースで、対応するXMLインスタンス・ドキュメントをコピーせずに、XML Schemaを拡張できるようになりました。
XML Schemaの拡張を参照してください。
関連項目:
PL/SQLパッケージDBMS_XMLSCHEMA
の最新情報は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
Oracle XML DBでは、XMLデータが再帰的XML schemaに準拠する場合でも、複数または任意の深さのノード上で、XPath式に'//
'を使用する一部の問合せに対してXPathリライトを実行できるようになりました。「再帰的スキーマのサポート」を参照してください"
関連項目:
PL/SQLパッケージDBMS_XMLSCHEMA
の最新情報は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
Oracle XML DBでは現在、XLinkとXInclude標準をサポートしています。「Oracle XML DBでのXLinkおよびXIncludeの使用方法」を参照してください。
自然言語の変換情報を、XML schemaおよび対応するインスタンス・ドキュメントに関連付けられるようになりました。これには、標準属性xml:lang
とxml:srclang
のサポートも含まれます。「XML変換(非推奨)」を参照してください。
関連項目:
新規PL/SQLパッケージDBMS_XMLTRANSLATIONS
の詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
テキスト・ノードおよび属性値に対する64Kの制限が解除されました。テキスト・ノードと属性値は、それぞれ64Kバイトの制限は受けなくなります。PL/SQL、Java、およびCで使用可能な、プッシュ型およびプル型のストリーミングAPIにより、実質的に無制限のノード・サイズが可能になります。PL/SQLで大規模なノードを扱う方法の詳細は、「DBMS_XMLDOMを使用した大規模ノードの処理」、および「Javaを使用した大規模XMLノードの処理」を参照してください。
関連項目:
バイナリXMLとして保存されるXMLType
表および列の作成の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
新規Javaメソッドの詳細は、『Oracle Database XML Java API Reference』を参照してください。
新規PL/SQLパッケージDBMS_SDA
の詳細、およびPL/SQLパッケージDBMS_XMLDOM
の最新情報は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
Oracle XML DBおよびOracle XML Developer's KitのJava XML APIが統合されました。
関連項目:
『Oracle XML Developer's Kitプログラマーズ・ガイド』
『Oracle Database XML Java API Reference』のoracle.xml.parser.v2
パッケージに関する項
XMLType
データのインポートおよびエクスポートの方法として、Oracle Data Pumpをお薦めします。「Oracle XML DBデータのエクスポートとインポート」を参照してください。
Oracle Streamsおよびロジカル・スタンバイでは現在、CLOB
として保存されるXMLType
がサポートされています。XML Schemaに基づくデータと基づかないデータの両方がサポートされています。
関連項目:
『Oracle Streams概要および管理』
『Oracle Data Guard概要および管理』
『Oracle Databaseユーティリティ』
ビューDBA_STREAMS_UNSUPPORTED
およびDBA_STREAMS_COLUMNS
の詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
Oracle XML DBでは、新しいOracle XML Kit(XDK)のPull Parser APIを使用できます。
「Oracle XML DBでのOracle XML Developer's Kit Pull Parserの使用」を参照してください。
関連項目:
新規Cメソッドおよび型の詳細は、『Oracle Database XML C APIリファレンス』を参照してください。
『Oracle XML Developer's Kitプログラマーズ・ガイド』
Oracle XML DBによるXQuery言語のサポートが更新され、XQuery標準の最新バージョン、W3C XQuery 1.0勧告が反映されています。
関連項目:
『Oracle XML Developer's Kitプログラマーズ・ガイド』
XQuery言語の詳細は、http://www.w3.org
を参照してください。
アクセス制御エントリ(ACE)に、新しい基本権限が提供されます。これらの権限は、ネットワーク・サービスへのファイングレインPL/SQLアクセスで使用されます。
関連項目:
DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN
パッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
Oracle XML DBによるSQL/XML標準のサポートが更新され、最新バージョンの標準が反映されています。これには、標準的なSQL関数XMLExists
およびXMLCast
のサポートなどがあります。「XQueryとOracle XML DB」および「SQL関数を使用したXMLデータの生成」を参照してください。
関連項目:
SQL/XML関数XMLExists
、XMLCast
、XMLQuery
、XMLTable
およびXMLForest
の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
XMLデータの更新に使用されるSQL関数のパフォーマンスが、オブジェクト・リレーション形式で保存されるXML Schemaに基づくデータ向けに強化されました。これには、SQL関数updateXML
、insertChildXML
およびdeleteXML
のXPathリライトが含まれます。
XQueryとSQL/XMLにあるパフォーマンス拡張機能には、次に示す項目の処理などがあります。
ユーザー定義のXQuery関数
XQueryプロローグ変数
SQL/XML生成関数を使用した結果に適用されるXQuery count
関数
XPath述語の位置指定式
XQuery計算済コンストラクタ
SQL/XML関数XMLAgg
脚注の凡例
脚注1:非推奨となったXML変換のサポートについては、「非推奨となった機能」も参照してください。