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Oracle® XML Developer's Kitプログラマーズ・ガイド
12c リリース1 (12.1) B71283-04
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21 CでのバイナリXMLの使用

この章では、CでのバイナリExtensible Markup Language(バイナリXML)の使用方法について説明します。

内容は次のとおりです。

21.1 バイナリXML for Cの概要

Extensible Markup Language (XML)データのクライアント側処理では、バイナリXML形式のデータなどデータベースに格納されているXMLTypeデータか、データベースにない一時データを使用することができます。

21.2 前提条件

この章では、XML Parser for C、バイナリXMLの基本的な概念、およびOCI(Oracle Call Interface)を十分に理解していると想定します。このリリースでは、バイナリXMLでCによるプログラミングに使用できるのはOCI APIのみです。

関連項目:

21.3 バイナリXML格納形式

バイナリXMLは、Oracle Database 11g リリース1(11.1)で導入されました。バイナリXMLは、XML用に最適化された形式です。テキストからバイナリ、およびバイナリからテキストへのXML文書のエンコーディングおよびデコーディングを含んでいます。

バイナリXMLはXMLデータのXML Schema対応エンコーディングですが、バイナリXMLはXML Schemaに基づいていないXMLデータで使用することもできます。

バイナリXMLプロセッサは、バイナリXML形式をテキストに、またXMLテキストをバイナリXML形式に処理して変換するコンポーネントです。

中間層とクライアント層は、バイナリXML形式でXMLを作成、使用および処理することができます。Cアプリケーションでは、Oracle XML DBリポジトリからデータをフェッチし、DOMを使用してXMLの更新を実行し、データベースに格納します。つまり、XML文書がクライアント上で作成または入力され、それに対してXSLT、XQueryおよび他のユーティリティを使用することができます。その後、出力XMLがOracle XML DBに保存されます。OCI関数の概念の詳細やリファレンス・ページは、『Oracle Call Interfaceプログラマーズ・ガイド』を参照してください。