この章では、Oracle XML Developer's Kit (XDK) for C++を使用するための準備について説明します。C++のデモ・プログラムは、Oracle Database Examplesメディアにあります。
内容は次のとおりです。
XDK for C++コンポーネントは、Oracle Databaseに付属しています。
インストール手順については、「XDKのインストールについて」を参照してください。
関連項目:
XDK for C++コンポーネントのリストは、「XDKの概要」を参照してください
内容は次のとおりです。
この項で説明するC++ライブラリは、$ORACLE_HOME/lib
にあります。XDK for CおよびC++コンポーネントは、次のライブラリに含まれます。
libxml11.a
「UNIXでのXDK for Cコンポーネントの依存性」で説明しているXDK for Cコンポーネントに加えて、ライブラリには、入力Document Type Definition (DTD)またはXML Schemaに基づいてC++ソース・ファイルを作成するXML Class Generatorが含まれます。
「UNIXでのXDK for Cコンポーネントの依存性」の表18-1に、XDK for Cコンポーネント(UNIX)が依存するOracleのCOREライブラリおよびGlobalization Supportライブラリを示しています。CとC++の両方で、ライブラリの依存性は同じです。
「UNIXでのXDK for C環境変数の設定」の表18-2に、C XDKコンポーネントを使用するときに必要なUNIX環境変数を示しています。CとC++の両方で、環境変数は同じです。
「UNIXでのXDK for C実行時環境のテスト」の表18-3に示すいずれかのユーティリティを実行して、環境をテストできます。これらのユーティリティはCユーティリティであり、C++バージョンはありません。
CおよびC++の両方のヘッダー・ファイルが$ORACLE_HOME/xdk/include
にあります。表25-1に、C++のヘッダー・ファイルを示します。「UNIXでのXDK Cコンパイル時環境の設定とテスト」の表18-4に、Cのヘッダー・ファイルを示しています。C++コードをコンパイルする前に、実行時環境を設定する必要があります。
表25-1 XDK for C++コンパイル時環境のヘッダー・ファイル
ヘッダー・ファイル | 説明 |
---|---|
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Oracle9i XML ORAデータ型および |
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C++ Class Generator用のC APIをインクルードします(下位互換性のみを目的としています)。 |
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Oracle9i XMLスキーマ定義(XSD)バリデータのデータ型およびAPIをインクルードします(下位互換性のみを目的としています)。 |
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Oracle Call Interface (OCI)経由で使用するか単独で使用するかにかかわらず、統合されたDocument Object Model (DOM) APIを透過的に処理します。 |
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単独でコンパイルするか、OCIおよび統合されたDOMを使用してコンパイルするかにかかわらず、共通APIをインクルードします。 |
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初期化および例外処理のパブリックAPIをインクルードします。 |
内容は次のとおりです。
この項で説明するC++ライブラリは、%ORACLE_HOME%\lib
にあります。XDK for CおよびC++コンポーネントは、次のWindowsライブラリに含まれます。
libxml10.dll
「WindowsでのXDK for Cコンポーネントの依存性」の表18-5に、Cコンポーネント(Windows)が依存するOracle Common Oracle Runtime Environment (CORE)ライブラリおよびGlobalization Supportライブラリを示しています。CとC++の両方で、ライブラリの依存性は同じです。
「WindowsでのXDK for C環境変数の設定」の表18-6に、XDK for Cコンポーネントを使用するときに必要なWindows環境変数を示しています。CとC++の両方で、環境変数は同じです。
「WindowsでのXDK for C実行時環境のテスト」の表18-7に示すいずれかのユーティリティを実行して、環境をテストできます。これらのユーティリティはCユーティリティであり、C++バージョンはありません。
「UNIXでのXDK for C++コンパイル時環境の設定とテスト」の表25-1に、WindowsでのCコンポーネントのコンパイルに必要なヘッダー・ファイルを示しています。UNIXのインストールとWindowsのインストールの両方で、相対ファイル名は同じです。
Windowsでは、ヘッダー・ファイルは%ORACLE_HOME%\xdk\include
にあります。コードをコンパイルする前に、実行時環境を設定する必要があります。
デモ・プログラムをコンパイルすることによって、コンパイル時環境をテストできます。Oracle Database Examplesメディアからインストールした場合、デモ・プログラムは%ORACLE_HOME%\xdk\demo\cpp
にあります。
C++コンパイラのパスを設定する手順は、「WindowsでのXDK for Cコンパイラ・パスの設定」に示す手順と同じです。Make.bat
ファイルを編集する手順は、「WindowsでのMake.batファイルの編集」に示す手順と同じです。
Microsoft Visual C/C++でプロジェクトを設定し、XDKに付属しているデモに使用できます。手順については、「Microsoft Visual StudioでのXDK for CコンポーネントとVisual C++の使用」を参照してください。