ここでは、『Oracle XML Developer's Kitプログラマーズ・ガイド』の変更点を示します。
内容は次のとおりです。
Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)に関して、『Oracle XML Developer's Kitプログラマーズ・ガイド』ではXDKの次の新機能について解説しています。
XDKにXQuery 1.0 Processor for Javaが追加されました。このプロセッサにより、Javaアプリケーションは、Java仮想マシン(JVM)で直接Extensible Markup Language (XML)を問い合せ、変換、更新できます。
詳細は、「XQuery Processor for Javaの使用」を参照してください。
XDKでは、XDK/JにFast Infosetを使用するモデルのサポートが追加されました。このサポートにより、開発者はJavaでXMLコンテンツを使用する際にFast Infoset技術を使用できます。Fast Infosetモデルは、JavaでXMLコンテンツを使用するための一般的な方法です。
詳細は、「Fast InfosetのDOMサポート」を参照してください。
XDKに、World Wide Web Consortium (W3C) Document Object Model (DOM)レベル3コア・アプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)に対するサポートが追加されました。このサポートにより、開発者はDOMレベル3.0コア仕様の一部として定義されているAPIを含め、XML処理用の最新のW3C APIのメリットを最大限に活用することができます。
詳細は、「XDK Java DOMの改善」を参照してください。
XDKでは、JavaベースのXMLDiffのサポートが追加されました。この形式は、Oracle Database 11gリリース1 (11.1)で導入された既存のCおよびPL/SQLのXMLDiff機能と互換性があります。このサポートにより、中間層のPure Javaプログラムは、XMLDiff出力をCプログラムまたはOracle Databaseを使用するプログラムと交換して、XMLDiff操作を実行できます。
詳細は、「Javaを使用したXML差分の検出」を参照してください。
Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)では、次の機能が非推奨となり、将来のリリースでサポートが終了する可能性があります。
Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)では、次のXDK JavaBeansが非推奨になりました。
DOMBuilder
XSLTransformer
DBAccess
XMLDBAccess
XMLDiff
XMLCompress
XSDValidator
代替機能については、「Oracle XML Developer's Kit JavaBeans (非推奨)」を参照してください。
Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)では、非推奨のXDK JavaBeansに対応する次のXDK Java APIパッケージおよびクラスも、非推奨です。
oracle.xml.async
oracle.xml.dbaccess
oracle.xml.XMLDiff.BeanInfo
oracle.xml.xmlcompl
oracle.xml.xmldbaccess
oracle.xml.schemavalidator
代替機能については、Oracle Database XML Java APIリファレンスを参照してください。