Oracle® Database Clientインストレーション・ガイド 12cリリース1 (12.1) for IBM AIX on POWER Systems (64-Bit) E49834-07 |
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Oracle Database Clientソフトウェアはインストール・メディアで提供されますが、Oracle Technology NetworkのWebサイトからもダウンロードできます。ほとんどの場合、ソフトウェアのインストールには、Oracle Universal Installerのグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)を使用します。ただし、Oracle Universal Installerでは、サイレント・モードでインストールを実行することもできます。その場合、GUIは使用しません。
Oracle Universal Installerを起動する前に、次のガイドラインを確認してください。
Oracle Universal Installer
以前のOracleリリースでこのリリースのコンポーネントをインストールする場合は、Oracle Universal Installerを使用しないでください。
Oracleソフトウェアの再インストール
Oracle DatabaseがインストールされているOracleホーム・ディレクトリにOracleソフトウェアを再インストールする場合は、開始する前に、インストールされていたOracle Partitioningなどのコンポーネントもすべて再インストールする必要があります。
Oracle Database Clientソフトウェアはインストール・メディアで提供されますが、Oracle Technology NetworkのWebサイトまたはOracle Software Delivery Cloudのポータルからもダウンロードできます。ソフトウェアをハードディスクからインストールするには、ソフトウェアをダウンロードして解凍するか、インストール・メディアからコピーする必要があります。
Oracle Database Clientのアクセスおよびインストールは、次のいずれかの方法で実行できます。
インストール・メディアまたは既存のハードディスクの場所からソフトウェアをインストールするには、「Oracle Database Clientソフトウェアのインストール」を参照してください。
ハードディスクにソフトウェアをコピーするには、「ハードディスクへのソフトウェアのコピー」を参照してください。
Oracle Technology Networkからソフトウェアをダウンロードする場合は、「Oracleソフトウェアのダウンロード」を参照してください。
試用版のインストール・ファイルをOracle Technology Network(OTN)またはOracle Software Delivery Cloudのポータルからダウンロードして、ハードディスクに解凍できます。必ずライセンス規約をすべて確認し、理解してください。ほとんどのダウンロードには、開発ライセンスが含まれています。この項の内容は、次のとおりです。
Oracle Technology Networkからインストール用アーカイブ・ファイルをダウンロードする手順は、次のとおりです。
ブラウザを使用して、次のURLにあるOracle Technology Networkのソフトウェア・ダウンロード・ページにアクセスします。
http://www.oracle.com/technetwork/indexes/downloads/index.html
インストールする製品のダウンロード・ページにナビゲートします。
ダウンロード・ページで、各必須ファイルのサイズを合計して必要なディスク領域を確認します。
ファイル・サイズは、ファイル名の隣に表示されます。
アーカイブ・ファイルの格納および展開用に、十分な空き領域のあるファイル・システムを選択します。
ほとんどの場合、使用可能なディスク領域としては、全アーカイブ・ファイルの2倍以上のサイズが必要です。
手順4で選択したファイル・システム上で、インストール・ディレクトリを保持するための親ディレクトリ(OraDB12c
など)を製品ごとに作成します。
すべてのインストール用アーカイブ・ファイルを、手順5で作成したディレクトリにダウンロードします。
ダウンロードしたファイルのサイズが、Oracle Technology Network上の対応するファイルと一致することを確認します。また、次のようなコマンドを使用して、チェックサムがOracle Technology Networkでの記述と同じであることを検証します。
cksum filename
.zip
作成した各ディレクトリでファイルを解凍します。
必須インストール・ファイルを解凍した後、「Oracle Database Clientソフトウェアのインストール」を参照してください。
Oracle Software Delivery Cloudからソフトウェアをメディア・パックとしてダウンロードできます。メディア・パックは電子版のソフトウェアで、オラクルのお客様はCD-ROMまたはDVDでも入手可能です。メディア・パックをダウンロードする手順は、次のとおりです。
ブラウザを使用して、次のURLにあるOracle Software Delivery Cloudのポータルにアクセスします。
https://edelivery.oracle.com/
オンライン・フォームに情報(名前、会社、Eメール・アドレス、国)を入力して、「輸出確認」手続きを行います。
メディア・パックの検索ページで、ダウンロードするメディア・パックを特定するための製品パックとプラットフォームを指定します。製品パックの名前がわからない場合は、ライセンス・リストを使用して検索できます。
オプションで、ダウンロードする関連製品を「結果」リストから選択します。
検索結果ページで「Readme」をクリックし、ダウンロード手順と製品情報が記載されたReadmeファイルをダウンロードして確認します。
Readmeを確認したら、検索結果から適切なメディア・パックを選択し、個別のzipファイルをダウンロードします。このページに記載されたダウンロードの注意事項に従います。必要なzipファイルのコンテンツをダウンロードして解凍した後、ソフトウェアのインストールを開始します。
注意: ダウンロード可能なファイルのリストが記載されたページを印刷しておいてください。インストール中に参照する可能性のある部品番号とその説明のリストが含まれています。 |
ファイルをダウンロードした後、「ダイジェストの表示」をクリックして、MD5またはSHA-1チェックサムが、メディア・ダウンロード・ページに示されている内容と一致することを検証します。
関連項目:
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インストール用アーカイブ・ファイルを解凍する手順は、次のとおりです。
必要に応じて、ダウンロードしたインストール用アーカイブ・ファイルが格納されているディレクトリに変更します。
Oracle Databaseソフトウェアは、2つのアーカイブ・ファイルとして使用できます。必ず、両方のアーカイブ・ファイルを同じディレクトリに抽出します。
ダウンロードしたファイルの拡張子がzip
の場合は、次のコマンドを使用してファイルの内容を解凍します。
unzip file_name.zip
ダウンロードしたファイルの拡張子がcpio.gz
の場合は、次のコマンドを使用します。
$ gunzip filename.cpio.gz
このコマンドによって、次のような名前のファイルが作成されます。
filename.cpio
インストール・ファイルを解凍するには、次のようなコマンドを入力します。
$ cpio -idcmv < filename.cpio
注意: cpio コマンドで使用する正しいオプションの詳細は、ダウンロード・ページを参照してください。
一部のブラウザでは、ダウンロードと同時にファイルの解凍が行われても、ファイルの拡張子は |
このコマンドを実行すると、ファイルごとにDisk
n
という名前のサブディレクトリが作成されます。n
は、ファイル名にあるディスク番号です。
必要なインストール・ファイルをすべて解凍したら、「Oracle Database Clientソフトウェアのインストール」を参照してください。
Oracle Database Clientをインストールする前に、ソフトウェアをハードディスクにコピーし、インストール処理の実行を少々速めることをお薦めします。インストール・メディアの内容をハードディスクにコピーする前に、ディスクをマウントする必要があります。次の各項では、ディスクをマウントして内容をハードディスクにコピーする手順について説明します。
ほとんどのAIXシステムでは、ディスク・ドライブにディスクを挿入するとディスクが自動的にマウントされます。ディスクが自動的にマウントされない場合は、次の手順に従ってディスクをマウントしてください。
ユーザーをroot
に切り替えます。
$ sudo - root
必要に応じて次のようなコマンドを入力し、現在マウントされているディスクをアンマウントして、ドライブから取り出します。
# umount /dvd
この例で、/dvd
はディスク・ドライブのマウント・ポイント・ディレクトリです。
適切なディスクをディスク・ドライブに挿入し、次のようなコマンドを入力してマウントします。
# /usr/sbin/mount -rv cdrfs /dev/cd0 /dvd
この例で、/dev/cd0
はディスク・ドライブのデバイス名で、/dvd
はマウント・ポイント・ディレクトリです。
Oracle Universal Installerで「ディスクの場所」ダイアログ・ボックスが表示される場合は、次の例のように、ディスクのマウント・ポイント・ディレクトリのパスを入力します。
/dvd
以降の操作については、次のいずれかの項を参照してください。
ソフトウェアをハードディスクにコピーする場合は、「ハードディスクへのOracle Database Clientソフトウェアのコピー」を参照してください。
ソフトウェアをインストール・メディアからインストールする場合は、「Oracle Database Clientソフトウェアのインストール」を参照してください。
システムでインストール・メディアを使用できない場合は、別のシステムのファイル・システムへインストール・メディアからソフトウェアをコピーした後、NFSを使用してファイル・システムをマウントするか、FTPを使用してソフトウェアのインストール先のシステムへファイルをコピーできます。
インストール・メディアの内容をハードディスクにコピーする手順は、次のとおりです。
Oracleソフトウェアを格納するディレクトリをハードディスク上に作成します。
$ mkdir OraCl12c
ディレクトリを手順1で作成したディレクトリに変更します。
$ cd OraCl12c
ディスクがマウントされていない場合は、マウントします。
一部のプラットフォームでは、ディスクをドライブに挿入した時点で、ディスクが自動的にマウントされます。ディスクが自動的にマウントされない場合、ディスクのマウントの詳細について「ディスクのマウント」を参照してください。
次のように、マウントされたディスクの内容を、対応する新規のサブディレクトリにコピーします。
$ cp -R /directory_path OraCl12c
必要に応じて、次のディスクをマウントし、手順4の操作を繰り返します。
非同期I/Oを手動で有効化する手順は、次のとおりです。
smitty aio
を起動します。
「Change / Show Characteristics of Asynchronous I/O」
を実行します。
「STATE to be configured at system restart」
を「available」に設定します。
注意: この手順では、システムを再起動する必要はありません。 |
Oracle Universal Installerを使用してOracle Database Clientソフトウェアをインストールします。次の項では、Oracleソフトウェアのインストール方法を説明します。
インストール・プロセスのタイプにかかわらず、次の手順に従ってOracle Universal Installer (OUI)を起動し、ソフトウェアをインストールします。
Oracleソフトウェア所有者ユーザー(通常はoracle
)として、Oracleコンポーネントのインストール先コンピュータにログオンします。
ソフトウェアをインストール・メディアからインストールする場合、ディスクがマウントされていないときは、マウントします。
ディスクが自動的にマウントされない場合、ディスクのマウントの詳細について「ディスクのマウント」を参照してください。
一部のプラットフォームでは、インストール・メディアをドライブに挿入した時点で、ディスクが自動的にマウントされます。
Oracle Universal Installerを起動するため、インストール・ファイルの場所に合せて、次のいずれかの操作を行います。
注意: Oracle Universal Installerは、oracle ユーザーとしてログインしてユーザーの環境を設定したターミナル・セッションから起動してください。 |
インストール・ファイルがディスク上にある場合は、次のようなコマンドを入力します。このコマンドのdirectory_path
は、インストール・メディアのclient
ディレクトリのパスです。
$ /directory_path/runInstaller
インストール・ファイルがハードディスク上にある場合は、ディレクトリをclient
ディレクトリに変更して次のコマンドを入力します。
$ ./runInstaller
Oracle Universal Installerが表示されない場合は、「X Windowの表示エラー」のトラブルシューティング情報を参照してください。
システムに既存のOracle Database Client 12cリリース1(12.1.0.1)以降がインストールされている場合、インストール・モードの選択画面が表示されます。Oracle Database Clientソフトウェアを新規の場所にインストールする場合は「新規インストール」を選択し、以前のリリースのOracle Database Clientをアップグレードする場合は「アップグレード」を選択して、「既存のOracle Database Clientのアップグレードの実行」の手順に従います。
「インストール・タイプの選択」画面で、インストール・タイプ(「InstantClient」、「管理者」、「ランタイム」または「カスタム」)を選択し、「次へ」をクリックします。
「製品言語の選択」では、製品の実行に使用する言語を選択できます。
製品の言語を、「使用可能な言語」リストから選択して、「選択された言語」リストに移します。「次へ」をクリックします。
手順5で「InstantClient」をインストール・タイプとして選択した場合、この画面は表示されません。
「インストール場所の指定」画面で、次の詳細を入力します。
Oracleベース: このパスはデフォルトで表示されます。このパスは要件に応じて変更できます。手順5で「InstantClient」をインストール・タイプとして選択した場合、「Oracleベース」セクションは表示されません。
「ソフトウェアの場所」セクションで、デフォルト値のままにするか、OracleコンポーネントをインストールするOracleホーム・ディレクトリのパスを入力します。ディレクトリ・パスにはスペースを入れないようにしてください。「次へ」をクリックします。
コンピュータにOracle Databaseを初めてインストールする場合、インストーラの「インベントリの作成」画面で、中央インベントリのディレクトリ・パスを指定するように求められます。
Oracleインベントリ・ディレクトリ(Oracleインベントリ・グループ)を所有するオペレーティング・システム・グループのoraInventoryグループ名を選択します。「次へ」をクリックします。
注意: デフォルトでは、Oracleインベントリ・ディレクトリはOracleベース・ディレクトリの下にインストールされません。これは、すべてのOracleソフトウェア・インストールが共通のOracleインベントリを共有するためです。その結果、すべてのユーザーに対してOracleインベントリは1つしかない一方で、各ユーザーには個別のOracleベースがあります。
手順5で「カスタム」をインストール・タイプとして選択した場合は、「使用可能な製品コンポーネント」画面が表示されます。インストールする製品を選択し、「次へ」をクリックします。
注意: Oracle Database 11gリリース2(11.2)以降では、カスタム・インストール・オプションを使用して、Oracle Connection Manager、Oracle Net ListenerおよびOracle Scheduler Agentをインストールできます。 |
手順9で、インストールするコンポーネントの一部としてOracle Scheduler Agentを選択した場合は、「Oracle Database Scheduler Agent」画面が表示されます。Scheduler Agentホスト名とScheduler Agentのポート番号を入力します。「次へ」をクリックします。
「前提条件チェックの実行」画面で、コンピュータが、目的の製品をインストールするための最低システム要件を満たしているかどうかを確認します。「次へ」をクリックします。
注意: 「すべて無視」オプションを選択する場合は注意が必要です。このオプションを選択すると、Oracle Databaseをシステムに正常にインストールできるかどうかをOracle Universal Installerが確認できない場合があります。
「サマリー」画面に表示された情報を確認して、「インストール」をクリックします。
注意: 「サマリー」画面で「レスポンス・ファイルの保存」をクリックすると、すべてのインストール手順をレスポンス・ファイルに保存できます。このファイルは、後でサイレント・インストールに使用できます。 |
「製品のインストール」画面に、クライアント・インストールの進捗状況が表示されます。「カスタム」インストール・オプションを使用してOracle Net ListenerまたはOracle Scheduler Agentを選択した場合のみ、ルート構成スクリプトを実行するよう要求されます。プロンプトが表示されたら、root
ユーザーとしてroot.sh
スクリプトを実行します。
Oracleソフトウェアを初めてシステムにインストールする場合、Oracle Universal InstallerでorainstRoot.sh
スクリプトの実行が求められます。このスクリプトをroot
ユーザーとして実行します。
「OK」をクリックします。
カスタム・インストールの実行中、手順9で、インストールするコンポーネントのリストからOracle Net Listenerを選択した場合、「Oracle Net Configuration Assistantの使用」の手順を確認します。
「終了」画面で、「閉じる」をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。
カスタムのOracle Database Clientのインストール中、手順9で、インストールするコンポーネントのリストからOracle Net Listenerを選択した場合、Oracle Universal Installerにより、Oracle Database Clientのインストールの一環としてOracle Net Configuration Assistantが自動的に起動されます。次の手順を実行し、Oracle Net Configuration Assistantを使用してリスナーおよびネーミング・メソッドを構成します。
「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。
注意: デフォルト・ネットワーク構成で標準構成の実行を選択することもできます。 |
「リスナー構成」の「リスナー名」画面で、リスナー名を入力するか、デフォルト値を受け入れます。「次へ」をクリックします。
「リスナー構成」の「プロトコルの選択」画面で、「使用可能なプロトコル」リストから1つ以上のプロトコルを選択し、「選択済プロトコル」リストに移動します。「次へ」をクリックします。
「リスナーの構成-TCP/IPプロトコル」画面で、標準ポート番号を選択するか、別のポート番号を入力します。「次へ」をクリックします。
追加のリスナーを構成しない場合、「いいえ」を選択して「次へ」をクリックします。
リスナーの構成はこれで終わりました。「次へ」をクリックして次に進みます。
注意: 複数のリスナーを選択する場合は、「リスナー構成」の「リスナーの選択」画面に表示されるリストからリスナーを選択して起動できます。 |
「ネーミング・メソッドの構成」画面で、「はい」を選択してネーミング・メソッドを構成します。「次へ」をクリックします。
「ネーミング・メソッドの構成」のネーミング・メソッドの選択画面で、使用可能なネーミング・メソッドリストからネーミング・メソッドを選択し、選択済ネーミング・メソッドリストに移動します。「次へ」をクリックします。
通常は「ローカル・ネーミング」で十分です。
「ネット・サービス名の構成」の「サービス名」画面でサービス名を入力し、「次へ」をクリックします。
「ネット・サービス名の構成」の「プロトコルの選択」画面で、アクセスするデータベースのプロトコルを選択し、「次へ」をクリックします。
「ネット・サービス名の構成」のTCP/IPプロトコル画面で、Oracle Databaseがインストールされているコンピュータのホスト名を入力します。標準ポート番号を使用するか、別のポート番号を指定して、「次へ」をクリックします。
「ネット・サービス名の構成」の「テスト」画面で、「はい」をクリックしてデータベースの接続のテストを実行します。「次へ」をクリックします。
「ネット・サービス名の構成」の「接続中」画面でサービス名を入力し、「次へ」をクリックします。
ほとんどの場合、テストが失敗するのは、Oracle Universal Installerからダイアログ・ボックスに提供されるデフォルトのユーザー名とパスワードがターゲット・データベースのユーザー名とパスワードと一致しない場合のみです。「ログインの変更」をクリックし、ユーザー名とパスワードを再入力して「OK」をクリックします。
「ネット・サービス名の構成」の「ネット・サービス名」画面でネット・サービス名を入力し、「次へ」をクリックします。
残りのプロンプトに応答して、構成を完了します。
「終了」画面で、「閉じる」をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。
スタンドアロン・モードでのインストール後Oracle Net Configuration Assistantを実行して、リスナー、ネーミング・メソッド、ネット・サービス名およびディレクトリ・サーバーの使用を構成することもできます。
Oracle Net Configuration Assistantをスタンドアロン・モードで起動するには、ORACLE_HOME/bin
ディレクトリからnetca
を実行します。
関連項目: 『Oracle Database Net Services管理者ガイド』のOracle Net Configuration Assistantを使用したネットワーク・コンポーネントの構成に関する項 |
次の手順で、Oracle Database Client 12cリリース1(12.1)のインプレース・アップグレードを実行できます。
注意: システムにOracle Database Client 12cリリース1 (12.1.0.1)以上のクライアント・ホームがすでにインストールされている場合のみ、Oracle Database Clientのインプレース・アップグレードを行えます。 |
IBM AIX on POWER Systems (64ビット)で、slibclean
コマンドをroot
ユーザーとして実行し、ライブラリ・ファイルのロック・エラーを防ぎます。
# /usr/sbin/slibclean
関連項目: My Oracle Supportノート739963.1:
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「Oracle Universal Installerの実行」に示された手順1から3を実行します。
システムにOracle Database Client 12cリリース1 (12.1.0.1)以上がすでにインストールされている場合のみ、インストール・モードの選択画面が表示されます。「アップグレード」を選択して、既存のOracle Database Clientソフトウェアを最新バージョンにアップグレードします。
「インストール場所の指定」画面で、デフォルトのソフトウェアの場所の値はそのままにします。システム上に複数のクライアント・インストールが存在する場合、最新のバージョンへのアップグレード元となるクライアントのOracleホーム・ディレクトリ・パスを選択します。「次へ」をクリックします。
「製品言語の選択」では、製品の実行に使用する言語を選択できます。
製品の言語を、「使用可能な言語」リストから選択して、「選択された言語」リストに移します。「次へ」をクリックします。
「前提条件チェックの実行」画面で、コンピュータが、目的の製品をインストールするための最低システム要件を満たしているかどうかを確認します。「次へ」をクリックします。
「サマリー」画面に表示された情報を確認して、「インストール」をクリックします。
「製品のインストール」画面に、クライアント・アップグレードの進捗状況が表示されます。既存のOracle Database ClientホームがOracle Scheduler Agentとともにインストールされている場合のみ、ルート構成スクリプトを実行するよう要求されます。要求されたら、root
ユーザーとしてroot.sh
スクリプトを実行してインストールを完了し、「OK」をクリックします。
「終了」画面で情報を確認し、「閉じる」をクリックしてOracle Universal Installerを終了します。