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Oracle® Textアプリケーション開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71317-04
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大/小文字を区別する検索

Oracle Textでは、ワード問合せとABOUT問合せで大/小文字区別がサポートされています。

ワード問合せ

ワード問合せでは、デフォルトで大/小文字を区別していません。たとえば、語句dogを問い合せると、テキスト表のワードdogを含む行が検出されますが、DogまたはDOGを含む行は検出されません。

BASIC_LEXER索引プリファレンスのMIXED_CASE属性を使用すると、大/小文字を区別する検索の有効/無効を切り替えることができます。大/小文字を区別する索引の場合は、大/小文字を正確に区別して問合せを入力する必要があります。たとえば、Dogへの問合せは、Dogを含むドキュメントのみと一致します。dogまたはDOGを含むドキュメントは、ヒットとして戻りません。

大/小文字を区別しない検索を有効にするには、BASIC_LEXER索引プリファレンスのMIXED_CASE属性をNOに設定します。

ストップワードと大/小文字区別

ワード問合せに大/小文字区別を使用可能に設定して、ストップワードとストップワード以外のワードを含む句に問合せを入力する場合は、そのストップワードの大/小文字の区別を正確に指定する必要があります。たとえば、theがストップワードとして定義されている場合は、the dogを問い合せても、The Dogを含むテキストは戻りません。

ABOUT問合せ

問合せを適切な文字で表すと、ABOUT問合せの結果が最も向上します。これは、問合せの正規化が、大/小文字が区別されるナレッジ・カタログに基づくためです。大文字/小文字によって意味が異なるワードの場合は、特に注意が必要です(たとえば、turkeyは鳥の名で、Turkeyは国名です)。

ただし、ABOUT問合せの関連結果を取得するために、大/小文字を正確に区別して問合せを入力する必要はありません。システムが、最適な方法で問合せを解釈します。たとえば、ORACLEという問合せを入力し、この概念がナレッジ・カタログで検索されない場合、システムは検索用の関連概念としてOracleを使用する場合があります。