このコマンドは、root
で実行する必要があります。
このコマンドでは、ローカル・サーバーのOracle高可用性サービスの停止試行中、Oracle Clusterwareによって管理されるリソースの正常な停止が試行されます。
Oracle Clusterwareによって管理される任意のリソースが、crsctl stop crs
コマンドの実行後も実行されている場合、コマンドは失敗します。すべてのリソースを無条件で停止し、ローカル・サーバーのOracle高可用性サービスを停止するには、-f
パラメータを使用します。
すべてのノードまたはリストされたノードでOracle Clusterwareを停止する場合は、crsctl stop cluster
コマンドを使用しますが、これは、このコマンドを使用すると、Oracle Clusterwareスタックが特定のサーバーで停止される前に特定のリソースがクラスタ内の他のサーバーに再配置されないためです。1つ以上のノードでOracle高可用性サービスを停止する必要がある場合は、crsctl stop cluster
コマンドが完了するまで待機してから、必要に応じて、特定のノードでcrsctl stop crs
コマンドを実行します。
Oracle Flex ASMが有効になっているOracle Clusterwareの標準クラスタ内で、Oracle ASMインスタンスがパラレルで実行されているすべてのノード上のOracle Clusterware技術スタックを停止しようとする場合は、その前に1つ以上のOracle ASMインスタンスを、Oracle ASMが実行されていない別のノードに再配置する必要があります。
Oracle Clusterware 11gリリース2(11.2.0.3)では、このコマンドをSolaris Sparc環境およびSolaris X64環境で実行すると、停止時およびその後の起動時にドライバはロードされたままになります。これは、Linux環境では発生しません。