クラスタ内の任意のノードで、クラスタ内のすべてのサーバー上または特定のサーバー上のOracle Clusterwareスタックを停止するには、crsctl stop cluster
コマンドを使用します。
-all
を指定しない場合、または空白区切りの1つ以上のサーバー名を指定しない場合、Oracle Clusterwareによってローカル・サーバーのOracle Clusterwareスタックが停止されます。
クラスタ内の任意のノードでこのクラスタ対応コマンドを使用できます。
このコマンドでは、Oracle Clusterwareスタックの停止試行中、Oracle Clusterwareによって管理されるリソースの正常な停止が試行されます。
Oracle Clusterwareによって管理される任意のリソースが、crsctl stop cluster
コマンドの実行後も実行されている場合、コマンドは失敗します。すべてのリソースを無条件で停止し、Oracle Clusterwareスタックを停止するには、-f
パラメータを使用します。
すべてのノードまたはリストされたノードでOracle Clusterwareを停止する場合は、crsctl stop cluster
コマンドを使用しますが、これは、このコマンドを使用すると、Oracle Clusterwareスタックが特定のサーバーで停止される前に特定のリソースがクラスタ内の他のサーバーに再配置されないためです。1つ以上のノードでOracle高可用性サービスを停止する必要がある場合は、crsctl stop cluster
コマンドが完了するまで待機してから、必要に応じて、特定のノードでcrsctl stop crs
コマンドを実行します。