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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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hard

依存リソースを起動する前に別のリソースが実行されている必要がある場合は、そのリソースにhard起動依存性を定義します。たとえば、リソースBに対するhard起動依存性がリソースAに定義されている場合は、リソースAを起動する前にリソースBが実行されている必要があります。

注意:

hard起動依存性を持つリソースにはpullup起動依存性も定義することをお薦めします。

次の制約を使用して、hard起動依存性を構成できます。

  • START_DEPENDENCIES=hard(global:resourceB)

    デフォルトでは、リソースAおよびBを同じサーバーに配置する必要があります。global修飾子を使用してリソースを同じ場所に配置する必要がないように指定します。たとえば、リソースBに対するhard(global:resourceB)起動依存性がリソースAに定義されている場合は、リソースBがクラスタ内のノードで実行されていると、リソースAを起動できます。

  • START_DEPENDENCIES=hard(intermediate:resourceB)

    intermediate修飾子を使用すると、依存先リソースの状態がONLINEまたはINTERMEDIATEのいずれかの場合に依存リソースを起動できるように指定できます。

  • START_DEPENDENCIES=hard(type:resourceB.type)

    type修飾子を使用すると、hard起動依存性を特定のリソースに対して有効にするか、リソース・タイプに対して有効にするかを指定できます。たとえば、resourceB.typeタイプに対するhard起動依存性がリソースAに定義されている場合は、resourceB.typeタイプのリソースが実行されているとリソースAを起動できます。

  • START_DEPENDENCIES=hard(uniform:resourceB)

    uniform修飾子を使用して、リソースBのすべてのインスタンスの起動を試行しますが、最低1つのインスタンスが起動されて依存性を満たす必要があります。

  • START_DEPENDENCIES=hard(resourceB, intermediate:resourceC, intermediate:global:type:resourceC.type)

    修飾子を組み合せて、START_DEPENDENCIESリソース属性に複数のリソースを指定できます。

    注意:

    修飾子句は、カンマで区切ります。type修飾子句は必ずリストの最後の修飾子句である必要があり、type修飾子を必ずタイプの直前に指定する必要があります。