依存リソースを起動する前に別のリソースが実行されている必要がある場合は、そのリソースにhard
起動依存性を定義します。たとえば、リソースBに対するhard
起動依存性がリソースAに定義されている場合は、リソースAを起動する前にリソースBが実行されている必要があります。
注意:
hard
起動依存性を持つリソースにはpullup
起動依存性も定義することをお薦めします。
次の制約を使用して、hard
起動依存性を構成できます。
START_DEPENDENCIES=hard(global:resourceB)
デフォルトでは、リソースAおよびBを同じサーバーに配置する必要があります。global
修飾子を使用してリソースを同じ場所に配置する必要がないように指定します。たとえば、リソースBに対するhard(global:resourceB)
起動依存性がリソースAに定義されている場合は、リソースBがクラスタ内のノードで実行されていると、リソースAを起動できます。
START_DEPENDENCIES=hard(intermediate:resourceB)
intermediate
修飾子を使用すると、依存先リソースの状態がONLINE
またはINTERMEDIATE
のいずれかの場合に依存リソースを起動できるように指定できます。
START_DEPENDENCIES=hard(type:resourceB.type)
type
修飾子を使用すると、hard
起動依存性を特定のリソースに対して有効にするか、リソース・タイプに対して有効にするかを指定できます。たとえば、resourceB.type
タイプに対するhard
起動依存性がリソースAに定義されている場合は、resourceB.type
タイプのリソースが実行されているとリソースAを起動できます。
START_DEPENDENCIES=hard(uniform:resourceB)
uniform
修飾子を使用して、リソースBのすべてのインスタンスの起動を試行しますが、最低1つのインスタンスが起動されて依存性を満たす必要があります。
START_DEPENDENCIES=hard(resourceB, intermediate:resourceC, intermediate:global:type:resourceC.type)
修飾子を組み合せて、START_DEPENDENCIES
リソース属性に複数のリソースを指定できます。
注意:
修飾子句は、カンマで区切ります。type
修飾子句は必ずリストの最後の修飾子句である必要があり、type
修飾子を必ずタイプの直前に指定する必要があります。