リソースBが起動するたびにリソースAを自動的に起動するには、pullup
起動依存性を使用します。この依存性は、リソースAが実行されていない場合にのみリソースAに影響します。他の依存性の場合と同様に、pullup
によって、依存リソースがすべてのサーバーで起動することがあります。リソースAがリソースBに依存し、リソースBが失敗した後リカバリした場合に、リソースAが再起動されるように、hard停止依存性がある場合は必ずpullup
依存性を使用します。
注意:
hard
起動依存性を持つリソースにはpullup
起動依存性も定義することをお薦めします。
次の制約を使用して、pullup
起動依存性を構成できます。
START_DEPENDENCIES=pullup(intermediate:resourceB)
intermediate
修飾子を使用すると、リソースBがONLINE
状態またはINTERMEDIATE
状態のいずれかの場合にリソースAを起動できるように指定できます。
複数のリソースに対するpullup
依存性がリソースAに定義されている場合、リソースAが依存するすべてのリソースが起動されたときにのみリソースAが起動されます。
START_DEPENDENCIES=pullup:always(resourceB)
always
修飾子を使用して、リソースAが依存するリソースのTARGET
属性の値がONLINE
またはOFFLINE
のいずれであっても、Oracle ClusterwareでリソースAを起動するかどうかを指定できます。デフォルトでは、always
修飾子を使用せず、依存先リソースのTARGET
属性の値がONLINE
の場合にのみpullup
によってリソースが起動されます。
START_DEPENDENCIES=pullup(type:resourceB.type)
type
修飾子を使用すると、特定のリソース・タイプに対して依存性を有効にするように指定できます。