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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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crsctl replace votedisk

既存の投票ファイルを移動または置換するには、crsctl replace votediskコマンドを使用します。このコマンドを使用すると、Oracle ASMであれ他の記憶域オプションであれ、指定した場所に投票ファイルが作成されます。Oracle Clusterwareによって既存の投票ファイル情報が新しい場所にコピーされ、以前の場所からその投票ファイルが削除されます。

構文

crsctl replace votedisk [+asm_disk_group | path_to_voting_disk [...]]

パラメータ

表E-56 crsctl replace votediskコマンドのパラメータ

パラメータ 説明

+asm_disk_group

投票ファイルの配置先Oracle ASMのディスク・グループを指定します。

path_to_voting_disk [...]

Oracle ASMの外部に存在する投票ファイルへの投票ファイル・パスの空白区切りのリスト。

使用上の注意

  • このコマンドを実行するには、root、Oracle Clusterwareインストール所有者または管理者グループのメンバーである必要があります。

  • 投票ファイルを置換する場合は、Oracle ASMディスク・グループや他のストレージ・デバイスに存在するものを指定します。

  • クラスタ内の任意のノードでこのコマンドを実行できます。

例1

Oracle ASM内に配置されている投票ファイルを置換するには、次のコマンドを実行します。

$ crsctl replace votedisk +diskgroup1

例2

共有ファイル・システムに配置されている投票ファイルを置換するには、次のコマンドを実行します。

$ crsctl replace votedisk /mnt/nfs/disk1 /mnt/nfs/disk2