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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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crsctl request action

特定のリソースで特定のアクションを実行するには、crsctl request actionコマンドを使用します。

構文

crsctl request action action_name {-r resource_name [...] | -w "filter"} [-env "env1=val1,env2=val2,..."] [-i]

パラメータ

表E-57 crsctl request actionコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
action_name

実行するアクションの名前を指定します。特定のリソースでサポートされているアクションは、そのリソースのACTIONSリソース属性に示されます。

-r resource_name [...]

特定のリソースを指定します。複数のリソース名は空白で区切る必要があります。

-w "filter"

リソース名を指定するかわりに、Oracle Clusterwareによってアクションが実行されるリソースの数を制限するために使用されるリソース・フィルタを指定できます。次にリソース・フィルタの例を示します。

  • TYPE == cluster_resource: このフィルタは、cluster_resourceタイプのリソースのみでアクションを実行するようにOracle Clusterwareを制限します。

  • CHECK_INTERVAL > 10: このフィルタは、CHECK_INTERVALリソース属性に10より大きい値を持つリソースのみのアクションを実行するように、Oracle Clusterwareを制限します。

  • (CHECK_INTERVAL > 10) AND (NAME co 2): このフィルタは、CHECK_INTERVALリソース属性に10より大きい値を持ち、リソースの名前に数字2が含まれるリソースのみでアクションを実行するように、Oracle Clusterwareを制限します。

関連項目: フィルタを参照してください。

-env "env1=val1,
env2=val2,..."

必要に応じて、-envコマンド・パラメータを使用して、1つ以上のリソース・プロファイル属性値を上書きできます。複数の環境名/値ペアを指定する場合、各ペアをカンマで区切り、リスト全体を二重引用符("")で囲む必要があります。

-i

-iを指定すると、Oracle Clusterwareでリクエストをすぐに処理できない場合にコマンドが失敗します。

使用上の注意

action_nameはサポートされたアクションで、エージェントおよびACTIONSリソース属性の両方で定義されます。ユーザーには、このアクションを実行する権限が付与されている必要があります。権限は、ACTIONSリソース属性で設定できます。

次のようにして、特定のリソースのアプリケーション固有のエージェント内で指定されたアクションを開始します。

$ crsctl request action action1 -r res1