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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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crsctl start rollingpatch

crsctl start rollingpatchコマンドは、Oracle ClusterwareとOracle ASMをローリング・パッチ・モードに移行します。このモードでは、ノード間で異なるパッチ・レベルが許可されます。

構文

crsctl start rollingpatch

使用上の注意

  • このコマンドでは、Oracle Clusterwareのローリング・パッチ状態とOracle ASMのクラスタ状態が問い合されます。いずれか一方がローリング・パッチ・モードでない場合、適切な方法を使用してOracle ClusterwareまたはOracle ASMがローリング・パッチ・モードに移行されます。

  • このコマンドの実行時にOracle ClusterwareとOracle ASMが両方ともローリング・パッチ・モードの場合、このコマンドは何も行いません。

  • ローリング・パッチ・モードは永続的ではありません。クラスタ内のすべてのノードが停止して再起動すると、クラスタは再起動時にローリング・パッチ・モードを終了します。同様に、クラスタ内のすべてのノードでOracle Clusterwareが停止して再起動すると、ローリング・パッチ・モードは終了します。

  • このコマンドをOracle ASMクライアント・クラスタ内で発行した場合、Oracle ASMはローリング・パッチ・モードに移行されません。