crsctl start rollingupgrade

crsctl start rollingupgradeコマンドは、Oracle ClusterwareとOracle ASMをローリング・アップグレード・モードに移行します。

構文

crsctl start rollingupgrade version

使用上の注意

• このコマンドは、Oracle Clusterwareローリング・アップグレードの状態およびOracle ASMのクラスタ状態を問い合せます。いずれか一方がローリング・アップグレード・モードでない場合、適切な方法を使用してOracle ClusterwareまたはOracle ASMがローリング・アップグレード・モードに移行されます。

• このコマンドの実行時にOracle ClusterwareとOracle ASMが両方ともローリング・アップグレード・モードである場合、このコマンドは何も行いません。

• ローリング・アップグレード・モードは永続的ではありません。クラスタ内のすべてのノードが停止して再起動すると、クラスタは再起動時にローリング・アップグレード・モードを終了します。同様に、クラスタ内のすべてのノードでOracle Clusterwareが停止して再起動すると、ローリング・アップグレード・モードは終了します。

• このコマンドをOracle ASMクライアント・クラスタ内で実行した場合、Oracle ASMはローリング・アップグレード・モードに移行されません。