指定したノードを既存のクラスタに追加する前に、そのノードが正しく構成されているかどうかを検証する場合、および指定したノードを追加する前にクラスタの整合性を検証する場合は、cluvfy stage -pre nodeadd
コマンドを使用します。
このコマンドは、追加するノードのシステム構成(オペレーティング・システムのバージョン、ソフトウェア・パッチ、パッケージ、カーネル・パラメータなど)が既存のクラスタ・ノードと互換性があること、およびクラスタウェアが既存のノードで正常に動作していることを検証します。既存のクラスタの任意のノードでこのコマンドを実行します。
指定したノードがネットワーク、共有記憶域およびクラスタウェアのレベルでクラスタに正常に追加されていることを検証するには、cluvfy stage -post nodeadd
コマンドを使用します。
cluvfy stage -pre nodeadd -n node_list [-vip vip_list] | -flex [-hub hub_list [-vip vip_list]] [-leaf leaf_list] [-fixup] [-fixupnoexec] [-method {sudo -user user_name [-location directory_path] | root}] [-verbose] cluvfy stage -post nodeadd -n node_list [-verbose]
表A-33 cluvfy stage [-pre | -post] nodeaddコマンドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
-n node_list
|
検証を行う非ドメイン修飾ノード名のカンマ区切りリストです。これらは、クラスタに追加するノード、または追加されたノードです。 |
-vip vip_list
|
新規ノードで使用される仮想IPアドレスのカンマ区切りリストです。 |
-flex [-hub hub_list [-vip vip_list]] |
Oracle Flex Clusterにノードを追加する場合、 さらに、指定したハブ・ノードのリストに適用される仮想IPアドレスのカンマ区切りリストも指定できます。 |
-leaf leaf_list
|
必要に応じて、クラスタにリーフ・ノードとして追加する、ドメインで修飾されていないノード名のカンマ区切りリストを指定できます。 |
-fixup |
検証が失敗した場合に、可能であればCVUで修正操作を実行するように指定します。 |
-fixupnoexec |
検証が失敗した場合に、CVUで修正データを生成し、生成された修正を手動で実行するための指示を表示するように指定します。 |
-method {sudo -user user_name [-location dir_path] | root} |
rootユーザー・アクセスの権限委任方法が |
-verbose |
CVUは詳細な出力を表示します。 |