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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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crsctl set logを使用した動的デバッグ

Oracle Clusterwareのログ・レベルを設定するには、crsctl set logコマンドを使用します。

構文

crsctl set log {[crs | css | evm "component_name=log_level, [...]"] | 
[all=log_level]}

次のように、特定のリソースのエージェントのログ・レベルを設定することもできます。

crsctl set log res "resource_name=log_level, [...]"

使用上の注意

  • CRS、CSSおよびEVMの3つのモジュールの様々なコンポーネントにログ・レベルを設定できます。allパラメータを選択すると、1つのモジュールのすべてのコンポーネントに1つのコマンドでログ・レベルを設定できます。各モジュールのコンポーネントのリストを取得するには、crsctl lsmodulesコマンドを使用します。

  • コンポーネント名/ログ・レベルのペアをカンマで区切り、二重引用符("")で囲んだリストを入力します。

    注意:

    Oracle Clusterware 11gリリース2 (11.2.0.3)以上では、コンポーネント名/ログ・レベルのペアは等号(=)で分割します。以前のバージョンのOracle Clusterwareでは、コロン(:)が使用されていました。

  • log_levelは、コンポーネントまたはリソースのログ・レベルを設定する1から5までの番号です。1は最小ログ出力、5は最も詳細なログ出力を表します。デフォルトのログ・レベルは2です。

  • リソースのログ・レベルを設定するには、特定のリソースの名前か、またはリソース名/ログ・レベルのペアをカンマで区切り、二重引用符("")で囲んだリストを指定します。

CRSモジュールのCRSRTIコンポーネントおよびCRSCOMMコンポーネントのログ・レベルを設定するには、次のコマンドを実行します。

$ crsctl set log crs "CRSRTI=1,CRSCOMM=2"

EVMモジュールのすべてのコンポーネントのログ・レベルを設定するには、次のコマンドを実行します。

$ crsctl set log evm all=2

リソースのログ・レベルを設定するには、次のコマンドを実行します。

$ crsctl set log res "myResource1=3"