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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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crsctl add wallet

ユーザーを作成してウォレットに追加するには、crsctl add walletコマンドを使用します。

構文

crsctl add wallet -type wallet_type [-name name] [-user user_name -passwd]

表E-4 crsctl add wallet

パラメータ 説明
-type wallet_type

作成するウォレットのタイプ(APPQOSADMIN、APPQOSUSER、APPQOSDB、OSUSER、CVUDBなど)。

  • OSUSER: このウォレット・タイプは、ポリシー管理データベースでWindowsサービスを作成する際、またはWindowsサービスのパスワードを更新するために一般的にエージェントによって使用される、権限の低いWindowsユーザーのユーザー名とパスワードを格納します。

  • CVUDB: このウォレット・タイプは、CVUのヘルス・チェック・コンポーネントがデータベースに接続してデータベース・チェックを実行するために使用するデータベース・ユーザー名とパスワードを格納します。

-name name

APPQOSDBウォレットやCVUDBウォレットを作成するには、ウォレットの名前を指定する必要があります。

-user user_name -passwd

ウォレットに追加するユーザー名を指定して、標準入力からパスワードを指定します。OSUSERウォレットを作成するにはユーザー名が必要です。

使用上の注意

  • ポリシー管理データベースを使用している場合、ウォレットが必要です。それ以外の場合はウォレットはオプションです。

ウォレットを追加するには、次のコマンドを実行します。

$ crsctl add wallet -type OSUSER -user lp_oracle_home_user -passwd

前述の例で、lp_oracle_home_userは、ポリシー管理データベースを作成したホームを所有する権限が低いOracleホーム・ユーザーです。