デフォルトでは、CVUによるレポートは非冗長モードでテストのサマリーのみがレポートされますが、-verbose
引数を使用すると詳細な出力を取得できます。-verbose
引数を指定すると、個別のチェックの詳細な出力が生成され、適用可能な場合には各ノードの結果が表レイアウトで表示されます。
cluvfy
コマンドが特定のノードについてUNKNOWN
と応答した場合、これは、チェックの合格または失敗をCVUが判別できないためです。この原因は、そのノードに対する到達可能性がないか、またはユーザー等価関係が存在しないことです。また、CVUによるチェックの実行時にそのノード上で発生していたシステムの問題が原因の場合もあります。
UNKNOWN
という結果について考えられる原因のリストを次に示します。
ノードが停止している。
Grid_home
/bin
またはOracle home
ディレクトリにCVUが必要とする実行可能ファイルが存在しない
CVUを実行したユーザー・アカウントに対して、ノード上の一般的なオペレーティング・システム実行可能ファイルを実行する権限が付与されていない
オペレーティング・システム・パッチまたは必要なパッケージがノードに適用されていない
ノードの最大プロセス数または最大オープン・ファイル数を超えているか、共有メモリー、セマフォなど、IPCセグメントに問題が発生している。