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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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crsctl check resource

特定のリソースのアプリケーション固有のエージェントでcheckアクションを開始するには、crsctl check resourceコマンドを使用します。リソース名に誤りがあるなど、何らかの理由でシステムがcheckリクエストを発行できない場合のみ、Oracle Clusterwareは出力を行います。

構文

crsctl check resource {resource_name [...] | -w "filter" }
      [-n node_name] [-k cardinality_id] [-d degree_id] }

パラメータ

表E-29 crsctl check resourceコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
resource_name

特定のリソースを指定します。複数のリソース名を空白で区切って入力することによって、複数のリソースをチェックできます。

-w "filter"

チェックされるリソースの数を制限するためにOracle Clusterwareによって使用されるリソース・フィルタを指定します。フィルタは二重引用符("")で囲む必要があります。次にリソース・フィルタの例を示します。

  • "TYPE == cluster_resource": このフィルタは、cluster_resourceタイプのリソースのみをチェックするようにOracle Clusterwareを制限します。

  • "CHECK_INTERVAL > 10": このフィルタは、CHECK_INTERVALリソース属性に10より大きい値を持つリソースをチェックするようにOracle Clusterwareを制限します。

  • "(CHECK_INTERVAL > 10) AND (NAME co 2)": このフィルタは、CHECK_INTERVALリソース属性に10より大きい値を持ち、かつ、リソースの名前に数字2が含まれるリソースをチェックするようにOracle Clusterwareを制限します。

関連項目: フィルタを参照してください。

-n node_name

特定のノードのリソース・インスタンスをチェックします。-nパラメータを指定しない場合、Oracle Clusterwareではローカル・サーバーのみのリソース・インスタンスがチェックされます。

-k cardinality_id

リソースのカーディナリティIDを指定します。

-d degree_id

リソースの程度IDを指定します。

使用上の注意

  • 指定したリソースをチェックするには、それらのリソースに対する読取りおよび実行権限が必要です。

  • oraで始まる名前を持つリソースはOracleリソースであるため、これらのリソースにはこのコマンドを使用しないでください。

  • このコマンドの成功は、checkが発行されたということのみを意味します。CHECKアクションが完了したという意味ではありません。

特定のリソースのアプリケーション固有のエージェントでcheckアクションを開始するには、次のコマンドを実行します。

$ crsctl check resource appsvip