Oracle RACデータベースのインストールまたは作成の前に指定したノードをチェックして、システムがOracle RACデータベースのインストールまたは作成のすべての基準を満たしているかどうかを検証するには、cluvfy stage -pre dbinst
コマンドを使用します。
LinuxおよびUNIXプラットフォームの場合:
cluvfy stage -pre dbinst -n <node_list> [-r {10.1 | 10.2 | 11.1 | 11.2 | 12.1}] [-osdba osdba_group] [-osbackup osbackup_group] [-osdg osdg_group] [-oskm oskm_group] [-d oracle_home] [-fixup] [-fixupnoexec] [-method {sudo -user user_name [-location directory_path] | root}] [-verbose] cluvfy stage pre dbinst -upgrade -src_dbhome src_dbhome [-dbname dbname-list] -dest_dbhome dest_dbhome -dest_version dest_version [-fixup] [-fixupnoexec] [-method sudo -user user_name [-location directory_path]
Windowsプラットフォームの場合:
cluvfy stage -pre dbinst -n node_list [-r {10.1 | 10.2 | 11.1 | 11.2 | 12.1}] [-d Oracle_home] [-fixup] [-fixupnoexec] [-serviceuser user_name [-servicepasswd]]] [-verbose] cluvfy stage -pre dbinst -upgrade -src_dbhome src_dbhome [-dbname dbname-list -dest_dbhome dest_dbhome -dest_version dest_version [-fixup] [-fixupnoexec] [-verbose]]
表A-30 cluvfy stage -pre dbinstコマンドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
-n node_list
|
検証を行う非ドメイン修飾ノード名のカンマ区切りリストです。 |
-r {10.1 | 10.2 | 11.1 | 11.2 | 12.1} |
Oracle RACのインストール要件に合わせて、CVUがチェックするOracle Databaseのリリースを指定します。このオプションを指定しない場合、CVUは、Oracle Database 12cであると想定します。 |
-osdba osdba_group
|
OSDBAグループの名前です。このオプションを指定しない場合、CVUは、 |
-d Oracle_home
|
Oracle RACのインストールおよびOracle RACデータベースの作成を行うOracleホーム・ディレクトリの場所です。このオプションを指定した場合、指定した場所にデータベース・インストール用に十分な空きディスク領域があるかどうかがチェックされます。 |
-osbackup osbackup_group
|
OSBACKUPグループの名前を指定します。 |
-osdg osdg_group
|
OSDGグループの名前を指定します。 |
-oskm oskm_group
|
OSKMグループの名前を指定します。 |
-fixup |
検証が失敗した場合に、可能であればCVUで修正操作を実行するように指定します。 |
-upgrade |
アップグレードの前提条件を確認するにはこのパラメータを指定します。 |
-src_dbhome src_dbhome
|
アップグレード元のデータベース・ホームの場所を指定します。 |
-dbname dbname-list
|
アップグレードするデータベースの一意名をカンマ区切りリストで指定します。 |
-dest_dbhome dest_dbhome |
アップグレード先のデータベース・ホームの場所を指定します。 |
-dest_version dest_version
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アップグレード先のバージョンをパッチセットを含めて指定します(たとえば、11.2.0.1.0または11.2.0.2.0)。 |
-fixupnoexec |
検証が失敗した場合に、CVUで修正データを生成し、生成された修正を手動で実行するための指示を表示するように指定します。 |
-method {sudo -user user_name [-location dir_path] | root} |
rootユーザー・アクセスの権限委任方法が |
[-serviceuser user_name [-servicepwd]]
|
このオプションを指定した場合、CVUは次の内容をチェックします。
注意: |
-verbose |
CVUは詳細な出力を表示します。 |