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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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cluvfy comp dns

cluvfy comp dnsコンポーネント検証コマンドを使用してグリッド・ネーミング・サービス(GNS)サブドメインの委譲がドメイン名サービス(DNS)サーバーで適切に設定されているかを検証します。

注意:

このコマンドはWindowsではサポートされません。

構文

cluvfy comp dns -server -domain gns_sub_domain -vipaddress gns_vip_address [-port dns_port]
  [-method {sudo -user user_name [-location directory_path] | root}] [-verbose]

cluvfy comp dns -client -domain gns_sub_domain -vip gns_vip [-port dns_port]
  [-last] [-method {sudo -user user_name [-location directory_path] | root}] [-verbose]

パラメータ

表A-10 cluvfy comp dnsコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
-server

-domainオプションに指定したドメインでリスニングするGNSサブドメインのテストDNSサーバーを起動します。

-client

特定のアドレスで起動されるテストDNSサーバーへの接続を検証します。DNSサーバーの起動時に指定した情報と同じ内容を指定する必要があります。

-domain gns_sub_domain

GNSのサブドメイン名です。

-vipaddress gns_vip_address

{ip_name | ip_address}/net_mask/interface_nameの形式のGNS仮想IPアドレスです。ip_name(IPアドレスに解決される名前)またはIP_address(IPアドレス)のいずれかを指定できます。名前またはアドレスの後に、net_mask(IPアドレスのサブネット・マスク)、およびinterface_name(IPアドレスを開始するインタフェース)が続きます。

-vip gns_vip

GNSの仮想IPアドレスであり、IPアドレスに解決される名前またはドット区切りの10進数数字のIPアドレスのいずれかです。

-port dns_port

DNSサーバーがリスニングするポート。デフォルトのポートは53です。

-last

すべての検証が完了すると、テストDNSサーバーに終了リクエストを送信します。

-method {sudo -user user_name
 [-location directory_path] | root}

rootユーザー・アクセスの権限委任方法がsudorootかを指定します。sudoを指定すると、root権限ですべてのノードにアクセスするためにユーザー名を指定する必要があります。必要に応じて、sudo実行可能ファイルのファイル・システムのフルパスも指定します。

-verbose

CVUは詳細な出力を表示します。

使用上の注意

  • このコマンドは、rootで実行する必要があります。

  • クラスタの1つのノードでcluvfy comp dns -serverを実行します。

  • クラスタのDNSサーバー設定を確認する場合は、クラスタの各ノードでcluvfy comp dns -clientを実行します。

  • 最後のノードで、-lastオプションを指定してcluvfy comp dns -serverインスタンスを終了します。

  • GNSリソースがオンラインのときは、このコマンドを実行しないでください。