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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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cluvfy comp dhcp

ネットワークにDHCPサーバーが存在すること、および必要なIPアドレス数を提供できるかどうかを検証するには、cluvfy comp dhcpコンポーネント検証コマンドを使用します。必要なIPアドレス数は次のように計算されます。

この検証では、DHCPサーバーの応答時間も検証します。

構文

cluvfy comp dhcp -clustername cluster_name [-vipresname application_vip_resource_name]
  [-port dhcp_port] [-n node_list] [-method {sudo -user user_name [-location directory_path] | root}]
  [-networks network_list] [-verbose]

パラメータ

表A-9 cluvfy comp dhcpコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
-clustername cluster_name

DHCPの整合性を確認するクラスタの名前です。

-vipresname application_vip_resource_name

アプリケーションVIPリソースの名前のカンマ区切りリスト。

-port dhcp_port

DHCPパッケージの送信先ポート。デフォルトのポートは67です。

-n node_list

検証を行う非ドメイン修飾ノード名のカンマ区切りリストです。

このオプションを指定しない場合、CVUは、ローカル・ノードのみをチェックします。

-method {sudo -user user_name
 [-location directory_path] | root}

rootユーザー・アクセスの権限委任方法がsudorootかを指定します。sudoを指定すると、root権限ですべてのノードにアクセスするためにユーザー名を指定する必要があります。必要に応じて、sudo実行可能ファイルのファイル・システムのフルパスも指定します。

-networks network_list

CVUでチェックするクラスタのネットワーク分類をスラッシュ(/)で区切ってリストとして指定します。各ネットワークの形式は、"if_name"[:subnet_id[:if_type[,if_type...]]]です。

この形式では、if_nameを二重引用符で囲む必要があります。また、正規表現(".*")を使用できます。たとえば、"eth*"eth1eth02のようなインタフェースと一致します。subnet_idはネットワーク・インタフェースのサブネット番号です。if_typeはインタフェース・タイプ({CLUSTER_INTERCONNECT | PUBLIC | ASM})のカンマ区切りリストです。

-verbose

CVUは詳細な出力を表示します。

使用上の注意

  • このコマンドは、rootで実行する必要があります。

  • DHCP提供のIPアドレスを使用するように構成されたデフォルト・ネットワークOracle Clusterwareリソースがオンラインになっている場合は、このチェックを実行しないでください(VIPがリリースされ、クラスタがオンラインになってからDHCPによってIPが提供されているため、DHCPサーバーへの負荷を倍増させる必要がないためです)。

  • このチェックはローカル・ノードで実行します。これは、ノード・リストに指定されたすべてのノードで実行する他のCVUコマンドとは異なります。この結果、-nオプションで指定したノード・リストにローカル・ノードが含まれなくても、エラー・メッセージがローカル・ノードに報告されます。

  • このコマンドを実行する前に、ネットワーク・リソースがオフラインであることを確認します。必要に応じて、srvctl stop nodeappsコマンドを使用してネットワーク・リソースをオフラインにします。

    関連項目:

    srvctl stop nodeappsコマンドの詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。