Oracle Clusterwareでは、クラスタで実行されるアプリケーションまたはプロセスを管理できる、CLSCRS APIという多くの高可用性Application Program Interfaceが提供されます。このCLSCRS APIによって、すべてのアプリケーションで高可用性を実現できます。
関連項目:
CLSCRS APIの詳細は、「Oracle Clusterware C Application Program Interface」を参照してください。
アプリケーションが実行されているクラスタ内のノードとは関係なくユーザーがアプリケーションにアクセスできるように、アプリケーションのVIPアドレスを定義できます。これは、アプリケーションVIPとも呼ばれます。複数のアプリケーションVIPを定義できます。通常、実行中のアプリケーションごとに1つのアプリケーションVIPを定義します。アプリケーションVIPは、Oracle Clusterwareにより定義されたアプリケーション・リソースに依存することでアプリケーションに関連付けられます。
Oracle Clusterwareコンポーネントは、高可用性を維持するために、定義されている高可用性規則に従い、ステータスの変化に応じてアプリケーションおよびプロセスを再起動できます。アプリケーションをOracle Clusterwareに登録し、クラスタウェアがアプリケーション・プロセスを起動、停止または再配置できるように構成することによって、Oracle Clusterwareの高可用性フレームワークを使用できます。これを行うには、Oracle Clusterwareを使用して、アプリケーションを監視、再配置および再起動するプロファイルを作成し、カスタム・アプリケーションの高可用性を確保します。