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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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cluvfy comp sys

指定したすべてのノード上で指定した製品のシステム最小要件が満たされているかどうかをチェックするには、cluvfy comp sysコンポーネント検証コマンドを使用します。

パラメータ

表A-24 cluvfy comp sysコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
-n node_list

検証を行う非ドメイン修飾ノード名のカンマ区切りリストです。

このオプションを指定しない場合、CVUは、ローカル・ノードのみをチェックします。

-p {crs | ha | database}

CVUがOracle Clusterware、Oracle Restart(HA)またはOracle RACに関するシステム要件をチェックするかどうかを指定します。

注意: Oracleでは、Oracle Database 10gでOracle Restartはサポートされていません。-p haオプションで-r 10.1 | 10.2を使用すると、チェックでエラーが戻されます。

-r {10.1 | 10.2 | 11.1 | 11.2 | 12.1}

Oracle ClusterwareまたはOracle RACのインストール要件に合わせて、CVUがチェックするOracle Databaseのリリースを指定します。このオプションを指定しない場合、CVUは、Oracle Database 12cであると想定します。

-osdba osdba_group

OSDBAグループの名前です。このオプションを指定しない場合、CVUは、dbaをOSDBAグループとして使用します。

-orainv orainventory_group

Oracle Inventoryグループの名前です。このオプションを指定しない場合、CVUは、oinstallをインベントリ・グループとして使用します。

-fixup

検証が失敗した場合に、可能であればCVUで修正操作を実行するように指定します。

-fixupnoexec

検証が失敗した場合に、CVUで修正データを生成し、生成された修正を手動で実行するための指示を表示するように指定します。

-method {sudo -user user_name
 [-location directory_path] | root}

rootユーザー・アクセスの権限委任方法がsudorootかを指定します。sudoを指定すると、root権限ですべてのノードにアクセスするためにユーザー名を指定する必要があります。必要に応じて、sudo実行可能ファイルのファイル・システムのフルパスも指定します。

-verbose

CVUは詳細な出力を表示します。

構文

cluvfy comp sys [-n node_list | -flex -hub hub_list [-leaf leaf_list]]
  -p {crs | ha | database}  [-r {10.1 | 10.2 | 11.1 | 11.2 | 12.1}] [-osdba osdba_group]
  [-orainv orainventory_group] [-fixup] [-fixupnoexec] [-method {sudo -user user_name
  [-location directory_path] | root}] [-verbose]

Oracle Clusterwareのインストールのシステム要件の確認

クラスタ・ノードnode1node2およびnode3上にOracle Clusterware 12cをインストールするためのシステム要件を検証するには、次のコマンドを実行します。

cluvfy comp sys -n node1,node2,node3 -p crs -verbose