cluvfy comp ssa [-n node_list | -flex -hub hub_list [-leaf leaf_list]] [-s storage_path_list] [-t {software | data | ocr_vdisk}] [-asm] [-asmdev asm_device_list] [-r {10.1 | 10.2 | 11.1 | 11.2 | 12.1}] [-verbose]
表A-23 cluvfy comp ssaコマンドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
-n node_list | -flex -hub hub_list -leaf leaf_list |
検証を行う非ドメイン修飾ノード名のカンマ区切りリストです。 必要に応じて、 これらのオプションを指定しない場合、CVUは、ローカル・ノードのみをチェックします。 |
-s storage_path_list
|
記憶域パスのカンマ区切りリストです(たとえば、
|
-t {software | data | ocr_vdisk} |
ストレージ・デバイスに格納されるOracleファイルのタイプ(Oracle Grid InfrastructureバイナリまたはOracle Databaseバイナリ)。
|
-asm |
このパラメータを指定して、Oracle ASMでの使用に適した記憶域をすべて検出します。 |
-asmdev asm_device_list
|
記憶域の場所の共有をチェックするOracle ASMデバイスのカンマ区切りリスト。リストにシェル・メタ文字が含まれる場合は、リストを二重引用符( |
-r {10.1 | 10.2 | 11.1 | 11.2 | 12.1} |
必要に応じて、検証を実行する製品のリリース番号を指定できます。 |
-verbose |
CVUは詳細な出力を表示します。 |
現行のリリースのcluvfy
には、共有記憶域アクセス性のチェックに関して、Linuxに対する次のような制限があります。
現在、NAS記憶域およびOCFS2(バージョン1.2.1以上)がサポートされています。
関連項目:
NASマウント・オプションの詳細は、『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイド』を参照してください。
NASでの共有をチェックするとき、cluvfy
コマンドを実行するには、指定されたパスに対する書込み権限が必要です。cluvfy
のユーザーに書込み権限が付与されていない場合、cluvfy
はそのパスがnot
shared
であるとレポートします。
CVUを使用してLinuxシステム上のSCSIディスクの検出および共有記憶域のアクセス性のチェックを実行するには、CVUQDISKパッケージが必要です。CVUの使用を試行したときにOracle RAC環境のいずれかのノード上にCVUQDISKパッケージがインストールされていない場合、CVUでエラーが発生します。CVUQDISKパッケージのインストール方法の詳細は、「Red Hat Linuxでの共有ディスクの検出」を参照してください。
例1: システム上で使用可能なすべての共有記憶域システムの検出
システム上で使用可能なすべての共有記憶域システムを検出するには、次のコマンドを実行します。
cluvfy comp ssa -n all -verbose
例2: Oracle ASM検出文字列チェックの使用
Oracle ASM検出文字列を確認するには、次のコマンドを実行します。
cluvfy comp ssa -n node1,node2 -asm -asmdev "/dev/xda*"
例3: 特定の記憶域の場所のアクセス性の検証
次のようなコマンドを実行すると、クラスタ・ノード全体のデータ・ファイルを格納する特定の記憶域の場所(Oracle ASMディスク・グループOCR13
など)のアクセス性を検証できます。
cluvfy comp ssa -n all -s OCR13
このコマンドを実行すると、次のような出力が生成されます。
Verifying shared storage acessibility Checking shared storage accessibility... "OCR13" is shared Shared storage check was successful on nodes "node1,node2,node3,node4" Verification of shared storage accessibility was successful.