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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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tfactl set

tfactl setコマンドを使用して、TFAの実行方法を調整できます。

構文

tfactl set [autodiagcollect=ON | OFF | cookie=UID | trimfiles=ON | OFF |
tracelevel=1 | 2 | 3 | 4 | reposizeMB=number | repositorydir=directory] [-c]

パラメータ

表J-14 tfactl setコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
autodiagcollect=ON | OFF

OFFの場合(デフォルト)、自動診断収集は無効になります。ONに設定すると、アラート・ログのスキャン中に特定のパターンが発生した場合、TFAが自動的に診断を収集します。

TFAクラスタのすべてのノードに対して自動収集を設定するには、-cパラメータを指定する必要があります。

cookie=UID

tfactl print cookieコマンドを使用して、Cookieの識別を生成できます。

trimfiles=ON | OFF

ONに設定されている場合、スキャンの一部として診断収集を行うときに、TFAは関連データのみを含むようにファイルの切捨てを行います。

注意: tfactl diagcollectを使用する場合、このコマンドにパラメータを指定して、切捨てに対して時間範囲を指定する必要があります。切捨てされていないデータは非常に大きくなるため、このパラメータをOFFしないことをお薦めします。

tracelevel=1 | 2 | 3 | 4

My Oracle Supportで指示されないかぎり、トレース・レベルは変更しないでください。

-c

このパラメータを指定して、設定をTFA構成内のすべてのノードに伝播します。

自動診断収集

TFAが最初にトレース・ファイル・メタデータを収集した後、特定の文字列が発生した場合に処理できるように、デーモンはtailを使用して、アラート・ログと判別されるすべてのファイルを監視します。

デフォルトでは、これらのログは、データベース・アラート・ログ、Oracle ASMアラート・ログおよびOracle Clusterwareアラート・ログです。Berkeleyデータベースに保存されているログ内で特定のパターンが発生した場合、自動診断収集が実行されます。

実際に収集されるものは、一致するパターンによって異なります。TFAは、一致するパターンの情報の格納のみを行う場合や、ローカルの診断収集を開始する場合があります。TFAは、ログを常に監視しデータベースに情報を収集しますが、自動診断収集は、最初にtfactl setコマンドを使用して有効にした場合のみ発生します。