tfactl set
コマンドを使用して、TFAの実行方法を調整できます。
構文
tfactl set [autodiagcollect=ON | OFF | cookie=UID | trimfiles=ON | OFF | tracelevel=1 | 2 | 3 | 4 | reposizeMB=number | repositorydir=directory] [-c]
パラメータ
表J-14 tfactl setコマンドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
autodiagcollect=ON | OFF |
TFAクラスタのすべてのノードに対して自動収集を設定するには、 |
cookie=UID
|
|
trimfiles=ON | OFF |
注意: |
tracelevel=1 | 2 | 3 | 4 |
My Oracle Supportで指示されないかぎり、トレース・レベルは変更しないでください。 |
-c |
このパラメータを指定して、設定をTFA構成内のすべてのノードに伝播します。 |
自動診断収集
TFAが最初にトレース・ファイル・メタデータを収集した後、特定の文字列が発生した場合に処理できるように、デーモンはtail
を使用して、アラート・ログと判別されるすべてのファイルを監視します。
デフォルトでは、これらのログは、データベース・アラート・ログ、Oracle ASMアラート・ログおよびOracle Clusterwareアラート・ログです。Berkeleyデータベースに保存されているログ内で特定のパターンが発生した場合、自動診断収集が実行されます。
実際に収集されるものは、一致するパターンによって異なります。TFAは、一致するパターンの情報の格納のみを行う場合や、ローカルの診断収集を開始する場合があります。TFAは、ログを常に監視しデータベースに情報を収集しますが、自動診断収集は、最初にtfactl set
コマンドを使用して有効にした場合のみ発生します。