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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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crsctl setperm resource

特定のリソースに権限を設定するには、crsctl setperm resourceコマンドを使用します。

構文

crsctl setperm resource resource_name {-u acl_string | -x acl_string |
-o user_name | -g group_name}

パラメータ

表E-18 crsctl setperm resourceコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
resource_name

権限を設定するリソースの名前を指定します。

{-u | -x | -o | -g}

リソースには次の権限のうち1つのみを設定できます。

  • -u acl_string: リソースのアクセス制御リスト(ACL)を更新できます。

  • -x acl_string: リソースのACLを削除できます。

  • -o user_name: ユーザー名を入力することによってリソースの所有者を変更できます。

  • -g group_name: グループ名を入力することによってリソースのプライマリ・グループを変更できます。

ユーザー、グループ、他のACL文字列は次のように指定します。

user:user_name[:readPermwritePermexecPerm] |
group:group_name[:readPermwritePermexecPerm] |
other[::readPermwritePermexecPerm]
  • user: ユーザーACL

  • group: グループACL

  • other: 他のACL

  • readPerm: リソースに対する読取り権限。文字rはユーザー、グループ、その他の読取り権限を付与し、マイナス記号(-)は読取り権限を付与しません。

  • writePerm: リソースに対する書込み権限。文字wはユーザー、グループ、その他の書込み権限を付与し、マイナス記号(-)は書込み権限を付与しません。

  • execPerm: リソースに対する実行権限。文字xはユーザー、グループ、その他の実行権限を付与し、マイナス記号(-)は実行権限を付与しません。

関連項目:

リソースおよびリソース属性の詳細は、「Oracle Clusterwareのリソース・リファレンス」を参照してください。

使用上の注意

  • oraで始まる名前を持つリソースはOracleリソースであるため、これらのリソースにはこのコマンドを使用しないでください。

  • 権限を設定するには、指定したリソースに対する読取りおよび書込み権限が必要です。

リソースに対する読取り、書込み、および実行権限をユーザーScottに付与するには、次のコマンドを実行します。

$ crsctl setperm resource myResource -u user:scott:rwx