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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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crsctl delete wallet

ウォレット、またはウォレットからユーザーを削除するには、crsctl delete walletコマンドを使用します。

構文

crsctl delete wallet -type wallet_type [-name name] [-user user_name]

表E-6 crsctl delete wallet

パラメータ 説明
-type wallet_type

削除するウォレットのタイプ(APPQOSADMIN、APPQOSUSER、APPQOSDB、OSUSER、CVUDBなど)。

  • OSUSER: このウォレット・タイプは、ポリシー管理データベースでWindowsサービスを作成する際、またはWindowsサービスのパスワードを更新するために一般的にエージェントによって使用される、権限の低いWindowsユーザーのユーザー名とパスワードを格納します。

  • CVUDB: このウォレット・タイプは、CVUのヘルス・チェック・コンポーネントがデータベースに接続してデータベース・チェックを実行するために使用するデータベース・ユーザー名とパスワードを格納します。

-name name

APPQOSDBウォレットを削除するには、ウォレットの名前を指定する必要があります。

-user user_name

OSUSERウォレットからユーザーを削除するには、ユーザー名を指定する必要があります。

OSUSERウォレットからユーザーを削除するには、次のコマンドを実行します。

$ crsctl delete wallet -type OSUSER -user lp_oracle_home_user

前述の例で、lp_oracle_home_userは、ポリシー管理データベースを作成したホームを所有する権限が低いOracleホーム・ユーザーです。また、ウォレットに他のユーザーが含まれている場合、コマンドを実行してもウォレットは削除されません。