Oracle Data Miningでは、各レコードが個別の行に含まれた、単一レコード・ケース形式のケース表が必要です。データの一部または全部が複数レコード・ケース形式で、各レコードが複数の行に含まれている場合はどうなるでしょうか。1つの属性で一連の値または値の集合(学生のテスト・スコアや顧客に購入された製品)を表す場合はどうなるでしょうか。
このような1対多の関係は通常、表間の結合として実装します。たとえば、顧客表を売上表と結合し、各顧客に購入商品のリストを関連付けることができます。
Oracle Data Miningでは、ネストした列を通じてディメンション化されたデータをサポートしています。ケース表にディメンション化されたデータを含めるには、ビューを作成し、データ・マイニングのネストした表タイプの1つに結合データをキャストします。ネストした列の各行は、属性の名前と値のペアから構成されます。ネストした各行は、別個の属性として内部的に処理されます。