モデルの詳細によって、モデル属性、およびアルゴリズムによるモデル属性の処理に関する情報がわかります。アルゴリズムにはそれぞれ別個のGET_MODEL_DETAILS
ルーチンが存在します。かわりにモデルの詳細ビューを利用することをお薦めします。
モデル属性には変換式や逆変換式が関連付けられます。変換はモデルを作成するアルゴリズムの処理の前にデータ属性に適用されます。逆変換はモデルの作成後にモデル属性に適用されますので、モデルの詳細は元のデータ属性の形式または可能なかぎりそれに近い形式で表されます。
逆変換では、モデルの透明性がサポートされます。逆変換は、アルゴリズムによって内部的に処理されるデータを、ユーザーが解釈可能な形式で表示します。
例3-3に、属性評価モデルに対するGET_MODEL_DETAILS
ファンクションの定義を示します。
例3-3 属性評価モデルのモデルの詳細
属性評価モデルに対するGET_MODEL_DETAILS
ファンクションの構文は次のとおりです。
DBMS_DATA_MINING.GET_MODEL_DETAILS_AI ( model_name VARCHAR2) RETURN DM_RANKED_ATTRIBUTES PIPELINED;
このファンクションは、仮想表DM_RANKED_ATTRIBUTES
を戻します。これらの列がモデルの詳細です。指定したモデルの各モデル属性に対応する個別の行が存在します。これらの列は、次のように示されます。
attribute_name VARCHAR2(4000) attribute_subname VARCHAR2(4000) importance_value NUMBER rank NUMBER(38)