独自のスキーマにモデルを作成するには、CREATE MINING MODEL
権限を所有している必要があります。所有しているモデルに対しては、どのような操作も実行できます。これには、モデルの適用、コスト・マトリックスの追加、モデルの名前の変更、およびモデルの削除が含まれます。
次に示す例のGRANT
文では、基本的なデータ・マイニング権限のセットをdmuser
アカウントに割り当てます。これらの権限の中にはすべてのマイニング操作に必要というわけではないものもありますが、これらすべてをグループとして付与することをお薦めします。
特定のマイニング操作の有効化または制限を行うには、追加のシステム権限およびオブジェクト権限が必要です。
例8-7 データ・マイニングに必要な権限
GRANT CREATE MINING MODEL TO dmuser; GRANT CREATE SESSION TO dmuser; GRANT CREATE TABLE TO dmuser; GRANT CREATE VIEW TO dmuser; GRANT EXECUTE ON CTXSYS.CTX_DDL TO dmuser;
自分のスキーマ内にないデータに対してはREAD
またはSELECT
権限が必要です。たとえば、次の文は、sh.customers
表にSELECT
アクセス権を付与します。
GRANT SELECT ON sh.customers TO dmuser;