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Oracle® Database Heterogeneous Connectivityユーザーズ・ガイド
12cリリース1 (12.1)
E52376-02
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初期化パラメータの暗号化

初期化パラメータには、IDやパスワードなどの機密情報が含まれている場合があります。初期化パラメータは、プレーン・テキストに格納され、セキュリティ上安全ではありません。異機種間サービスに暗号化機能が追加され、パラメータ値の暗号化が可能になりました。暗号化には、dg4pwdユーティリティが使用されます。この機能を使用する場合は、初期化ファイルのパラメータ値を、引用符なしのアスタリスク(*)に設定する必要があります。次に例を示します。

HD_FDS_CONNECT_INFO = *

値をこのセキュリティ・マーカーに設定することで、実際の値が関連する暗号化パスワード・ファイルに格納されることをすべての異機種間サービス・エージェントが認識します。このファイルの名前はinitsid.pwdです(sidはゲートウェイで使用されるOracleシステム識別子です)。このファイルはdg4pwdユーティリティによって、初期化ファイルを含む現在のディレクトリに作成されます。ユーティリティを実行すると、パラメータの実際の値を入力するように求められます。この値がユーティリティによって暗号化されてパスワード・ファイルに格納されます。暗号化初期化パラメータは暗黙的にPRIVATEパラメータとして扱われ、サーバーにアップロードされないことに注意してください。