異機種間サービス・データベース・リンクを介した特定の接続でデータ・ディクショナリの内容として使用される値は、次のソースから取得できます。各ソースを優先順に示します。
セッションの開始時に接続先異機種間サービス・エージェントによりアップロードされるインスタンス情報。この情報により、Oracleデータ・ディクショナリ内の対応する内容がオーバーライドされますが、Oracleデータ・ディクショナリには格納されません。
Oracleデータ・ディクショナリに格納されているインスタンス情報。このデータにより、接続先クラスの対応する内容がオーバーライドされます。
Oracleデータ・ディクショナリに格納されているクラス情報。
Oracleデータベース・サーバーの実行時にHS_AUTOREGISTER
サーバー初期化パラメータがFALSE
に設定されている場合、Oracleデータ・ディクショナリに情報が自動的に格納されることはありません。接続が確立されるたびに、接続ごとに異機種間サービス・エージェントにより等価のデータがアップロードされ、インスタンス固有の情報がクラス情報より優先されます。
注意:
エージェントがインスタンス情報をアップロードできる可能性があるため、特定のセッションに使用中の機能とデータ・ディクショナリ変換は明確に判断できません。
V$HS_PARAMETER
ビューのVALUE
列を問い合せると、異機種間サービスの初期化パラメータの値を判断できます。V$HS_PARAMETER
のVALUE
列では、実際の初期化パラメータ値が最大255文字から最大64文字に切り捨てられることに注意してください。パラメータ名は最大64文字から最大30文字に切り捨てられます。