Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド リリース4.2 for Oracle Database 12c B71338-03 |
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デバッグ・モードは予期しないアプリケーション動作を追跡するために使用する組込みメカニズムです。開発者ツールバーの「デバッグ」と「デバッグなし」リンクをクリックすることによって、現在のページとセッションのデバッグ・モードを有効化および無効化します。デバッグ・レポートを表示するには、開発者ツールバーの「デバッグの表示」リンクをクリックします。
アプリケーションをデバッグ・モードで実行すると、Oracle Application Expressは各ページ・リクエストの処理に関する情報をログ表に書き込みます。詳細情報のロギング・レベルを制御したり、独自のコードにデバッグ・コールを追加したり、記述されたログ情報を分析することができます。
デバッグが有効な場合、Oracle Application Expressは縮小されていないJavaScriptファイルも使用して、問題の発生元である可能性がある箇所をクライアント側コードで特定しやすくします。
内容は次のとおりです。
エンド・ユーザーがアプリケーションをデバッグ・モードで実行できるかどうかを構成するには、アプリケーション定義の編集ページの「デバッグ」属性を使用します。アプリケーションのワークスペースにログインしている開発者は、常にアプリケーションをデバッグ・モードで実行できます。
デバッグを有効化または無効化するには、次のステップを実行します。
「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーション名の右側にある「アプリケーション・プロパティの編集」ボタンをクリックします。
アプリケーションの編集ページが表示されます。
「プロパティ」までスクロールします。
「デバッグ」で、次の項目を指定します。
「はい」。実行時にブラウザを使用してアプリケーション・デバッグ・モードを有効化します。
「いいえ」。実行時にブラウザを使用してアプリケーション・デバッグ・モードを無効化します。
開発者ツールバーの「デバッグ」と「デバッグなし」をクリックすることによって、デバッグ・モードを実行時に有効化および無効化します。アプリケーションのワークスペースに開発者としてログインしている場合を除き、デフォルトでデバッグ・モードは無効です。「デバッグの有効化と無効化」を参照してください。
デバッグ・モードを有効化または無効化するには、次のステップを実行します。
「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを実行します。
開発者ツールバーで、「デバッグ」をクリックします。
デバッグ・モードが有効になります。デバッグ・データがバックグラウンドで取得されます。
デバッグ・モードを無効化するには、開発者ツールバーで、「デバッグなし」をクリックします。
f?p
構文を使用してアプリケーションをデバッグ・モードで実行することもできます。単純にページをコールし、デバッグ引数をYES
またはLEVEL
n
に設定します(nは、1(最も簡易)から9(最も詳細)の間です)。次に例を示します。
f?p=100:1:&APP_SESSION.::YES
デバッグ・レポートを表示するには、次のステップを実行します。
「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
必要なアプリケーションを選択します。
デバッグ・レポートはアプリケーションが実行中または開発モードのときに表示できます。
デバッグ・レポートを開発モードで表示するには、次のステップを実行します。
「検索」アイコンをクリックし、「デバッグ」タブをクリックします。「「検索」アイコンの使用」を参照してください。
アプリケーションのホームページで、「ユーティリティ」をクリックして、「デバッグ・メッセージ」をクリックします。
アプリケーションの実行中にデバッグ・レポートを表示するには、開発者ツールバーで「デバッグの表示」をクリックします。
デバッグ・レポートのリストが表示されます。
表示するセッションの左にある「ビュー識別子」をクリックします。
次の図は、「アイテム・ファインダ」に表示されたデバッグ・レポートを示しています。
最も時間がかかったステップを表示するには、レポートの上のグラフのステップにカーソルを合わせます。
ステップの詳細が表示されます。
レポートのそのステップに移動するには、棒グラフをクリックします。
注意: レポートにリストされているデバッグ・セッションは最低2週間存続し、アクティビティ・ログと一緒にエージ・アウトされます。これは通常、デバッグ目的では十分な期間です。 |