Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド リリース4.2 for Oracle Database 12c B71338-03 |
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アプリケーション・ビルダーを使用してアプリケーションを開発する際、次のように大きく異なる2つの開発方法を考慮する必要があります。
反復による、迅速なアプリケーション開発
計画され、段階を経る開発
1つ目の方法は、柔軟性がありすぎてプロジェクトが完成しない危険性があります。それとは対照的に2つ目の方法は、理論上は決められた要件を満たしていても、エンド・ユーザーのニーズにあわないアプリケーションが作成される可能性があります。
システム開発のライフ・サイクル(SDLC)は、定義された一連のステップを使用した、ソフトウェア開発全体のプロセスです。Oracle Application Expressでアプリケーションを開発する場合に役立つ、いくつかのSDLCモデルがあります。
SDLCウォーターフォールは、最も有名なモデルでしょう。この方法では、開発プロセスは次の段階に分類されます。
プロジェクトのプランニング
要件の定義
設計
開発
統合およびテスト
インストールおよび採用
メンテナンス
この方法は、ある段階の出力結果が次の段階の入力内容になることから、ウォーターフォールと呼ばれます。この方法には、前の段階ですべての要件が確立されていることが前提となります。しかし、実際には、開発プロセスの途中で要件が変更されたり、新しい要件が加わることが多くあります。
Oracle Application Expressの開発環境を使用すると、開発者は、開発においてより対話的な方法をとることができます。他の多くの開発環境とは異なり、プロトタイプの作成が容易です。Oracle Application Expressを使用すると、開発者は次のことを実行できます。
組込みウィザードを使用して、アプリケーションのユーザー・インタフェースを簡単に設計できます。
ユーザーによる使用が可能なプロトタイプを作成し、フィードバックを収集できます。
変更をリアル・タイムに実装し、新しいプロトタイプを簡単に作成できます。
他にOracle Application Expressを使用して機能する方法論として次のものがあります。