この項の内容は次のとおりです。
このリリースには、次の新機能が導入されています。
次の新機能および機能変更に関するOracle C Client Interface (OCI)サポート。
配列DMLに関する反復ごとの行カウントのサポート。これには次のものがあります。
新しいmodeパラメータ属性: OCIStmtExecute()コールのOCI_RETURN_ROW_COUNT_ARRAY
新しい文ハンドル属性: OCI_ATTR_ROW_COUNT_ARRAY。
詳細は、「OCIStmtExecute()」および「文ハンドル属性」を参照してください。
クライアント側デプロイメント設定のサポート。これには次のものがあります。
新しいデプロイメント設定用oraaccess.xmlファイル。
詳細は、「oraaccess.xmlを使用するOCIクライアント側デプロイメント・パラメータ」を参照してください。
Oracle Notification Service (ONS)を使用するための高可用性インフラストラクチャの変更。
詳細は、「HAイベント通知」を参照してください。
自動チューニング・クライアント文キャッシュのサポート。これには次のものがあります。
新しい自動チューニング・クライアント文キャッシュ機能。
新しいセッション・ハンドル属性: OCI_ATTR_MAX_OPEN_CURSORS。
詳細は、「クライアント文キャッシュ自動チューニング」および「ユーザー・セッション・ハンドル属性」を参照してください。
暗黙的な結果のサポート。これには次のものがあります。
新しいAPI: OCIStmtGetNextResult()
新しい文ハンドル属性: OCI_ATTR_IMPLICIT_RESULT_COUNT。
新しいOCIStmtPrepare()、OCIStmtPrepare2()モード: 外部プロシージャで使用するOCI_PREP2_IMPL_RESULTS_CLIENT。
「暗黙的な結果のOCIサポート」、「OCIStmtGetNextResult()」、「文ハンドル属性」、「OCIStmtPrepare()」および「OCIStmtPrepare2()」を参照してください。
新しいOCI_ATTR_COLUMN_PROPERTIES属性および新しい3つのフラグなど、IDENTITYまたは自動増分列のサポート。
32K VARCHAR2、NVARCHAR2およびRAWデータ型のサポート。これには次のものがあります。
新しいAPI: OCIBindByName2()、OCIBindByPos2()およびOCIDefineByPos2()。
新しいサービス・コンテキスト・ハンドル属性: OCI_ATTR_VARTYPE_MAXLEN_COMPAT。
「OCIBindByName2()」、「OCIBindByPos2()」、「OCIDefineByPos2()」および「サービス・コンテキスト・ハンドル属性」を参照してください。
新しい記述ハンドル属性OCI_ATTR_SHOW_INVISIBLE_COLUMNや、新しい列プロパティ属性OCI_ATTR_INVISIBLE_COLなど、非表示列のサポート。
「記述ハンドル属性」、「OCIDescribeAny()」、表6-13および「非表示の列かどうかを判別するための各列の記述」を参照してください。
Oracle DatabaseのSQL翻訳機能のサポート。これには次のものがあります。
OCIStmtPrepare()およびOCIStmtPrepare2()コールの新しいlanguageパラメータ定数OCI_FOREIGN_SYNTAX。
新しいセッション・ハンドル属性: OCI_ATTR_TRANS_PROFILE_FOREIGN。
「OCIStmtPrepare()」、「OCIStmtPrepare2()」および「ユーザー・セッション・ハンドル属性」を参照してください。
OCIアプリケーションで行カウント値がUB4MAXVALを超えることが可能な場合に使用する必要がある新しい属性OCI_ATTR_UB8_ROW_COUNTなど、大きな行カウント・データ型のサポート。行カウントがUB4MAXVALを超え、アプリケーションでOCI_ATTR_ROW_COUNTが使用される場合、OCIAttrGet()をコールするとエラーが発生します。
「OCIでのスクロール・カーソルの使用について」および「文ハンドル属性」を参照してください。
新しいセッション・プール・ハンドル属性OCI_ATTR_SPOOL_MAX_LIFETIME_SESSIONを使用したプール内のすべてのセッションに対する存続期間(秒)の設定のサポート。
「セッション・プール・ハンドル属性」を参照してください。
新しいOCI_ATTR_DBOPユーザー・セッション・ハンドル属性など、データベース操作の監視のサポート。
「ユーザー・セッション・ハンドル属性」、「エンドツーエンド・アプリケーションのトレースの属性」、および「OCISessionGet()」のauthinfopパラメータで、OCI_ATTR_DBOP属性を参照してください。
再編成されたInstant Clientライブラリ。必須ライブラリlibclntshcore.soが新しく導入されました。この新規ライブラリは、データ共有ライブラリおよびlibclntsh.so.12.1とは区別する必要があります。
表1-3の脚注を参照してください。
パラメータとしてのPL/SQLパッケージ型およびブール型のネイティブ・クライアント(OCI)サポート。これには次のものがあります。
4つの新しい型コード: OCI_TYPECODE_BOOLEAN、OCI_TYPECODE_RECORD、OCI_TYPECODE_ITABLEおよびOCI_TYPECODE_PLS_INTEGER。
3つの新しいパッケージ対応API: OCITypeByFullName()、OCITypeArrayByFullName()およびOCITypePackage()
次に示す既存APIの複雑なPL/SQLパッケージ型のサポートの基本的な変更: OCIObjectNew()、OCITypeCollTypeCode()、OCITypeName()、OCITypeElemTypeCode()、OCIDescribeAny()、OCIBindByName2()、OCIBindByName()、OCIBindByPos2()およびOCIBindByPos()。
7つの既存OCI APIのOCICollAppend()、OCICollMax()、OCICollGetElemArray()、OCICollMax()、OCIIter*()、OCITableFirst()およびOCITableLast()について、ノート付き例外またはノートとともに索引付き整数のサポートが追加されました
次のOCI_PTYPE_TYPEパラメータ属性が拡張されました。
OCI_PTYPE_PKGに新しい属性OCI_ATTR_LIST_PKG_TYPESが追加されました。
OCI_ATTR_TYPECODEに新しい値OCI_TYPECODE_RECORDが追加されました。
OCI_ATTR_COLLECTION_TYPECODEに新しい値OCI_TYPECODE_ITABLEが追加されました。
パッケージ・レコード型のすべてのフィールドを示すOCI_ATTR_LIST_TYPE_ATTRS。
パッケージ型の場合はOCI_ATTR_PACKAGE_NAMEを指定すると、パッケージ名が戻されます。
次のOCI_PTYPE_TYPE_ATTRパラメータ属性が拡張されました。
OCI_ATTR_TYPECODEですべてのPL/SQL型が属性としてサポートされるようになり、さらに、この属性に対し、新しいOCI型コードOCI_TYPECODE_BOOLEAN、OCI_TYPECODE_RECORD、OCI_TYPECODE_ITABLEおよびOCI_TYPECODE_PLS_INTEGERが戻されるようになりました。
パッケージ型の場合はOCI_ATTR_PACKAGE_NAMEを指定すると、パッケージ名が戻されます。
次のOCI_PTYPE_TYPE_COLLパラメータ属性が拡張されました。
OCI_ATTR_TYPECODEですべてのPL/SQL型が属性としてサポートされるようになり、さらに、この属性に対し、新しいOCI型コードOCI_TYPECODE_BOOLEAN、OCI_TYPECODE_RECORD、OCI_TYPECODE_ITABLEおよびOCI_TYPECODE_PLS_INTEGERが戻されるようになりました。
パッケージ型の場合はOCI_ATTR_PACKAGE_NAMEを指定すると、パッケージ名が戻されます。
「OCITypeByFullName()」、「OCITypeArrayByFullName()」および「OCITypePackage()」を参照してください。
「OCIObjectNew()」、「OCIDescribeAny()」、「OCIBindByName2()」、「OCIBindByName()」、「OCIBindByPos2()」および「OCIBindByPos()」を参照してください。
「OCIコレクションおよびイテレータ関数」および「OCI表関数」を参照してください。
HAインフラストラクチャでのトランザクション・ガードのサポート。これには次のものがあります。
新しいエラー・ハンドル属性: OCI_ATTR_ERROR_IS_RECOVERABLE。
新しいセッション・ハンドル属性: OCI_ATTR_LTXID。
「OCIとトランザクション・ガード」、「エラー・ハンドル属性」および「ユーザー・セッション・ハンドル属性」を参照してください。
プラガブル・データベースのサポート
「プラガブル・データベースのサポート」を参照してください。
OCI XStreamの新機能および機能変更。これには次のものがあります。
次に示すcolumn_flagsパラメータ・フラグなど、新しいXStreamのXMLオブジェクト・リレーショナルおよびバイナリのサポート。
次のコールに使用可能なOCI_LCR_COLUMN_XML_DIFF: OCILCRRowColumnInfoSet()、OCILCRRowColumnInfoGet()、OCILCRLobInfoSet()、OCILCRLobInfoGet()、OCIXStreamOutChunkReceive()およびOCIXStreamInChunkSend()。
次のコールに使用可能なOCI_LCR_COLUMN_OBJECT_DATA: OCIXStreamsOutChunkReceive()およびOCIXStreamInChunkSend()
「OCILCRRowColumnInfoSet()」、「OCILCRRowColumnInfoGet()」、「OCILCRLobInfoSet()」、「OCILCRLobInfoGet()」、「OCIXStreamOutChunkReceive()」および「OCIXStreamInChunkSend()」を参照してください。
XStreamおよびGoldenGate統合の管理性のサポート
2つの新しい関数: OCIXStreamInSessionSet()およびOCIXStreamOutSessionSet()。
詳細は、「OCIXStreamInSessionSet()」および「OCIXStreamOutSessionSet()」を参照してください。
2つのダイレクト・パス属性のOracle Database 12c リリース1 (12.1.0.2)でのサポート。
OCI_ATTR_DIRPATH_PGA_LIM
OCI_ATTR_DIRPATH_SPILL_PASSES
詳細は、「ダイレクト・パス・コンテキスト・ハンドル(OCIDirPathCtx)の属性」を参照してください。
新しい認証モード: OCISessionBegin()のmodeパラメータで、OCI_SYSBKP (SYSBACKUPアクセス)、OCI_SYSDGD (SYSDGアクセス)およびOCI_SYSKMT (SYSKMアクセス)を使用できます。これらのモードはこの最新リリースで導入されましたが、ドキュメントにこれまで記載されていませんでした。
詳細は、「OCIの認証管理」および「OCISessionBegin()」を参照してください。