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Oracle® Databaseインストレーション・ガイド
12cリリース1 (12.1) for Microsoft Windows
B72973-09
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A Java Access Bridgeのインストール

この付録では、Java Access Bridge 2.0.2をインストールする方法について説明します。Java Access Bridge 2.0.2によって、Oracleコンポーネントでスクリーン・リーダーを使用できるようになります。

A.1 Java Access Bridge 2.0.2の概要

Java Access Bridge 2.0.2を使用すると、アシスティブ・テクノロジによって、Windowsプラットフォームで実行中のJavaアプリケーションを読み上げることができます。アシスティブ・テクノロジでは、Oracle Universal Installer、Oracle Enterprise Manager Database ExpressなどのJavaベースのインタフェースを読み取ることができます。

サポートされているMicrosoft WindowsやJava SEのバージョンなど、サポート対象のシステム構成のリストは、次のリンクの場所にアクセスして、サポート対象のシステム構成に関する項を参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/tech/index-jsp-136191.html

インストール時に、Oracle Universal InstallerはOracle Databaseインストール・メディアに含まれているJava Runtime Environment (JRE) 1.6を使用します。このJREによって、インストール時にJava Access Bridgeを使用できるようになります。Oracleコンポーネントのインストール後のJava Access Bridgeのインストールおよび構成については、「Java Access Bridge 2.0.2の設定」を参照してください。

A.2 Java Access Bridge 2.0.2の設定

この項では、Oracleコンポーネントのインストール後にJava Access Bridge 2.0.2 for Windowsをインストールおよび構成する方法について説明します。

Windows 64ビット・オペレーティング・システム上でJava Access Bridge 2.0.2を設定するには、次の手順に従います。

  1. Java Standard Edition 2 (Java SE2)の次のダウンロード・ページにアクセスして、JDK 7の最新のビルドをダウンロードします。

    http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

  2. Oracleのライセンス契約に同意して、JDK 7をインストールします。


    注意:

    WindowsにJDKをインストールするには、管理者権限が必要です。

  3. スクリーン・リーダーのJAWSをダウンロードしてインストールします。

    http://www.freedomscientific.com/downloads/jaws/JAWS-downloads.asp

  4. Windowsキーを押しながら[U]キーを押して「コンピューターの簡単操作センター」を開き、「コンピューターを画面なしで使用します」を選択します。

  5. Accessbridgeの有効化チェック・ボックスを選択します。「保存」をクリックして変更を保存します。

  6. 次の場所からJava Access Bridge 2.0.2をダウンロードします。

    http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jab-2-0-2-download-354311.html">>http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jab-2-0-2-download-354311.html

    Oracleのライセンス契約に同意して、accessbridge-2_0_2-fcs-bin-b06.zipファイルをダウンロードします。

  7. Java Access Bridgeをインストールするシステムのディレクトリにaccessbridge-2.0.2を解凍します。たとえば、次のようなディレクトリを指定します。

    AB_HOME
    
  8. AB_HOME\WindowsAccessBridge-64.dllc:\windows\system32にコピーし、スクリーン・リーダーを起動します。

  9. コマンド・プロンプトを開き、setup.exeファイルに移動します。

  10. Disk1ディレクトリに移動したら、次のコマンドを実行します。

    setup.exe -jreLoc path-to-jdk7\jre

    Oracle Universal Installerが起動し、JAWSによって画面上のすべてのプロンプトと操作が読み上げられます。

  11. 「インストール」ボタンをクリックした後、Windowsエクスプローラを起動して、データベースのインストール先ディレクトリ(DRIVE_LETTER:\app\username\product\12.1.0\dbhome_1)に移動し、JDKフォルダが作成されることを確認します。JDKフォルダが作成されたら、表A-1にリストされているファイルを、Java Access Bridgeのソースの場所からJDK宛先フォルダにコピーする必要があります。これらのファイルをコピーすると、Oracle Database Configuration AssistantとOracle Net Configuration Assistantのアクセシビリティが有効になります。

    表A-1 Windows 64ビットでJDKディレクトリにコピーするファイル

    コピーするファイル コピー先のディレクトリ

    AB_HOME\JavaAccessBridge-64.dll

    dbhome_1\jdk\jre\bin

    AB_HOME\JAWTAccessBridge-64.dll

    dbhome_1\jdk\jre\bin

    AB_HOME\Accessibility.properties

    dbhome_1\jdk\jre\lib

    AB_HOME\Access-bridge-64.jar

    dbhome_1\jdk\jre\lib\ext

    AB_HOME\jaccess.jar

    dbhome_1\jdk\jre\lib\ext