この付録では、Java Access Bridge 2.0.2をインストールする方法について説明します。Java Access Bridge 2.0.2によって、Oracleコンポーネントでスクリーン・リーダーを使用できるようになります。
Java Access Bridge 2.0.2を使用すると、アシスティブ・テクノロジによって、Windowsプラットフォームで実行中のJavaアプリケーションを読み上げることができます。アシスティブ・テクノロジでは、Oracle Universal Installer、Oracle Enterprise Manager Database ExpressなどのJavaベースのインタフェースを読み取ることができます。
サポートされているMicrosoft WindowsやJava SEのバージョンなど、サポート対象のシステム構成のリストは、次のリンクの場所にアクセスして、サポート対象のシステム構成に関する項を参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/tech/index-jsp-136191.html
インストール時に、Oracle Universal InstallerはOracle Databaseインストール・メディアに含まれているJava Runtime Environment (JRE) 1.6を使用します。このJREによって、インストール時にJava Access Bridgeを使用できるようになります。Oracleコンポーネントのインストール後のJava Access Bridgeのインストールおよび構成については、「Java Access Bridge 2.0.2の設定」を参照してください。
この項では、Oracleコンポーネントのインストール後にJava Access Bridge 2.0.2 for Windowsをインストールおよび構成する方法について説明します。
Windows 64ビット・オペレーティング・システム上でJava Access Bridge 2.0.2を設定するには、次の手順に従います。
Java Standard Edition 2 (Java SE2)の次のダウンロード・ページにアクセスして、JDK 7の最新のビルドをダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
Oracleのライセンス契約に同意して、JDK 7をインストールします。
注意: WindowsにJDKをインストールするには、管理者権限が必要です。 |
スクリーン・リーダーのJAWSをダウンロードしてインストールします。
http://www.freedomscientific.com/downloads/jaws/JAWS-downloads.asp
Windowsキーを押しながら[U]キーを押して「コンピューターの簡単操作センター」を開き、「コンピューターを画面なしで使用します」を選択します。
Accessbridgeの有効化チェック・ボックスを選択します。「保存」をクリックして変更を保存します。
次の場所からJava Access Bridge 2.0.2をダウンロードします。
Oracleのライセンス契約に同意して、accessbridge-2_0_2-fcs-bin-b06.zip
ファイルをダウンロードします。
Java Access Bridgeをインストールするシステムのディレクトリにaccessbridge-2.0.2
を解凍します。たとえば、次のようなディレクトリを指定します。
AB_HOME
AB_HOME
\WindowsAccessBridge-64.dll
をc:\windows\system32
にコピーし、スクリーン・リーダーを起動します。
コマンド・プロンプトを開き、setup.exe
ファイルに移動します。
Disk1
ディレクトリに移動したら、次のコマンドを実行します。
setup.exe -jreLoc
path-to-jdk7
\jre
Oracle Universal Installerが起動し、JAWSによって画面上のすべてのプロンプトと操作が読み上げられます。
「インストール」ボタンをクリックした後、Windowsエクスプローラを起動して、データベースのインストール先ディレクトリ(DRIVE_LETTER:\app\username\product\12.1.0\
dbhome_1
)に移動し、JDKフォルダが作成されることを確認します。JDKフォルダが作成されたら、表A-1にリストされているファイルを、Java Access Bridgeのソースの場所からJDK宛先フォルダにコピーする必要があります。これらのファイルをコピーすると、Oracle Database Configuration AssistantとOracle Net Configuration Assistantのアクセシビリティが有効になります。
表A-1 Windows 64ビットでJDKディレクトリにコピーするファイル
コピーするファイル | コピー先のディレクトリ |
---|---|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|