OracleBulkCopyColumnMappingクラスは、データ・ソースの列および保存先のデータベース表間のマッピングを定義します。
クラスの継承
System.Object
System.OracleBulkCopyColumnMapping
宣言
// C# public sealed class OracleBulkCopyColumnMapping
要件
| プロバイダ | ODP.NET管理対象外ドライバ |
| アセンブリ | Oracle.DataAccess.dll |
| ネームスペース | Oracle.DataAccess.Client |
| .NET Framework | 3.5, 4.0, 4.5 |
スレッド安全性
パブリック静的メソッドはスレッドセーフですが、インスタンス・メソッドではスレッド安全性は保証されません。
備考
列のマッピングにより、データ・ソースとターゲット表間のマッピングが定義されます。
データ・ソース内のすべての列に対して列マッピングを指定する必要はありません。ColumnMappingが指定されていない場合は、デフォルトでは、順序位置に基づいて列がマップされます。これはソースと保存先の表スキーマが一致している場合のみ実行されます。一致しない場合はInvalidOperationExceptionがスローされます。
マッピング・コレクション内のすべてのマッピングは、名前また順序位置ごとに行われる必要があります。
|
注意: Oracle Data Provider for .NETでは、順序位置でマッピングが指定されている場合は、列名を判別するためにデータベースへのラウンドトリップが1回以上作成されます。このパフォーマンスのオーバーヘッドを回避するには、列名でマッピングを指定してください。 |
例
// C#
OracleBulkCopyColumnMappingメンバーは次の表にリストされています。
OracleBulkCopyColumnMappingコンストラクタ
OracleBulkCopyColumnMappingコンストラクタを、表17-8にリストします。
表17-8 OracleBulkCopyColumnMappingコンストラクタ
| コンストラクタ | 説明 |
|---|---|
|
OracleBulkCopyColumnMappingコンストラクタ |
|
OracleBulkCopyColumnMappingメソッド
OracleBulkCopyColumnMappingメソッドを、表17-9にリストします。
OracleBulkCopyColumnMappingプロパティ
OracleBulkCopyColumnMappingプロパティを、表17-10にリストします。
OracleBulkCopyColumnMappingコンストラクタでは、OracleBulkCopyColumnMappingクラスの新規インスタンスをインスタンス化します。
オーバーロード・リスト:
このコンストラクタでは、OracleBulkCopyColumnMappingクラスの新規インスタンスがインスタンス化されます
OracleBulkCopyColumnMapping(int, int)
このコンストラクタでは、指定されたソース列の順序および保存先列の順序を使用してOracleBulkCopyColumnMappingクラスの新規インスタンスがインスタンス化されます。
OracleBulkCopyColumnMapping(int, string)
このコンストラクタでは、指定されたソース列の順序および保存先列名を使用してOracleBulkCopyColumnMappingクラスの新規インスタンスがインスタンス化されます。
OracleBulkCopyColumnMapping(string, int)
このコンストラクタでは、指定されたソース列名および保存先列の順序を使用してOracleBulkCopyColumnMappingクラスの新規インスタンスがインスタンス化されます。
OracleBulkCopyColumnMapping(string, string)
このコンストラクタでは、指定されたソース列名および保存先列名を使用してOracleBulkCopyColumnMappingクラスの新規インスタンスがインスタンス化されます。
このコンストラクタでは、OracleBulkCopyColumnMappingクラスの新規インスタンスがインスタンス化されます。
宣言
// C# public OracleBulkCopyColumnMapping();
備考
アプリケーションでこのコンストラクタを使用する場合は、SourceColumnまたはSourceOrdinalプロパティを使用するマッピングのソースを定義し、DestinationColumnまたはDestinationOrdinalプロパティを使用するマッピングの保存先を定義する必要があります。
このコンストラクタでは、指定されたソースおよび保存先列の順序位置を使用してOracleBulkCopyColumnMappingクラスの新規インスタンスがインスタンス化されます。
宣言
// C# public OracleBulkCopyColumnMapping(int sourceColumnOrdinal, int destinationOrdinal);
パラメータ
sourceColumnOrdinal
データ・ソース内のソース列の順序位置。
destinationOrdinal
保存先表内の保存先列の順序位置。
このコンストラクタでは、指定されたソース列の順序および保存先列名を使用してOracleBulkCopyColumnMappingクラスの新規インスタンスがインスタンス化されます。
宣言
// C# public OracleBulkCopyColumnMapping(int sourceColumnOrdinal, string destinationColumn);
パラメータ
sourceColumnOrdinal
データ・ソース内のソース列の順序位置。
destinationColumn
保存先表内の保存先列名。
このコンストラクタでは、指定されたソース列名および保存先列の順序を使用してOracleBulkCopyColumnMappingクラスの新規インスタンスがインスタンス化されます。
宣言
// C# public OracleBulkCopyColumnMapping(string sourceColumn, int destinationOrdinal);
パラメータ
sourceColumn
データ・ソース内のソース列名。
destinationOrdinal
保存先表内の保存先列の順序位置。
OracleBulkCopyColumnMapping静的メソッドを、表17-11にリストします。
OracleBulkCopyColumnMappingプロパティを、表17-12にリストします。
表17-12 OracleBulkCopyColumnMappingプロパティ
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
|
|
マップされる保存先表の列名を指定します |
|
|
マップされる保存先表の列の順序値を指定します |
|
|
マップされるデータ・ソースの列名を指定します |
|
|
マップされるデータ・ソースの列の順序値を指定します |
このプロパティは、マップされる保存先表の列名を指定します。
宣言
// C#
public string DestinationColumn {get; set;}
プロパティ値
マッピングの保存先列名を表す文字列値。
備考
DestinationColumnおよびDestinationOrdinalプロパティは相互に排他的です。最新の値セットが優先されます。
このプロパティは、マップされる保存先表の列の順序値を指定します。
宣言
// C#
public int DestinationOrdinal {get; set;}
プロパティ値
マッピングの保存先列の順序を表す整数値。
例外
IndexOutOfRangeException - 保存先の順序が無効です。
備考
DestinationOrdinalおよびDestinationColumnプロパティは相互に排他的です。最新の値セットが優先されます。
このプロパティは、マップされるデータ・ソースの列名を指定します。
宣言
// C#
public string SourceColumn {get; set;}
プロパティ値
マッピングのソース列名を表す文字列値。
備考
SourceColumnおよびSourceOrdinalプロパティは相互に排他的です。最新の値セットが優先されます。