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Oracle® Data Provider for .NET開発者ガイド
12c リリース1(12.1)
B72971-07
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OracleBulkCopyColumnMappingCollectionクラス

OracleBulkCopyColumnMappingCollectionクラスは、データ・ソースの列を保存先表の列にマップするために使用するOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトのコレクションを表します。

クラスの継承

System.Object

  System.CollectionBase

    System.OracleBulkCopyColumnMappingCollection

宣言

// C#
public sealed class OracleBulkCopyColumnMappingCollection : CollectionBase

要件

プロバイダ ODP.NET管理対象外ドライバ
アセンブリ Oracle.DataAccess.dll
ネームスペース Oracle.DataAccess.Client
.NET Framework 3.5, 4.0, 4.5

スレッド安全性

パブリック静的メソッドはスレッドセーフですが、インスタンス・メソッドではスレッド安全性は保証されません。

備考

列のマッピングにより、データ・ソースとターゲット表間のマッピングが定義されます。

データ・ソース内のすべての列に対して列マッピングを指定する必要はありません。ColumnMappingが指定されていない場合は、デフォルトでは、順序位置に基づいて列がマップされます。これはソースと保存先の表スキーマが一致している場合のみ実行されます。一致しない場合はInvalidOperationExceptionがスローされます。

マッピング・コレクション内のすべてのマッピングは、名前また順序位置ごとに行われる必要があります。


注意:

Oracle Data Provider for .NETでは、順序位置でマッピングが指定されている場合は、列名を判別するためにデータベースへのラウンドトリップが1回以上作成されます。このパフォーマンスのオーバーヘッドを回避するには、列名でマッピングを指定してください。

// C#

OracleBulkCopyColumnMappingCollectionメンバー

OracleBulkCopyColumnMappingCollectionメンバーは次の表にリスト表示されています。

OracleBulkCopyColumnMappingCollectionプロパティ

OracleBulkCopyColumnMappingCollectionプロパティを、表17-13にリストします。

表17-13 OracleBulkCopyColumnMappingCollectionプロパティ

プロパティ 説明

Item [index]


指定された索引にあるOracleBulkCopyColumnMappingCollectionオブジェクトを取得または設定します


OracleBulkCopyColumnMappingCollectionパブリック・メソッド

OracleBulkCopyColumnMappingCollectionパブリック・メソッドを、表17-14にリストします。

表17-14 OracleBulkCopyColumnMappingCollectionパブリック・メソッド

パブリック・メソッド 説明

Add


オブジェクトをコレクションに追加します

Clear


コレクションの内容をクリアします

Contains


指定されたOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトがコレクション内に存在するかどうかを示す値を戻します

CopyTo


OracleBulkCopyColumnMappingCollectionの要素を、指定された索引で始まるOracleBulkCopyColumnMapping項目の配列にコピーします

IndexOf


指定されたOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトの索引を戻します

Insert


指定された索引にあるコレクションに新規のOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを挿入します。

Remove


OracleBulkCopyColumnMappingCollectionから指定されたOracleBulkCopyColumnMapping要素を削除します。

RemoveAt


指定された索引にあるコレクションからマッピングを削除します。


OracleBulkCopyColumnMappingCollectionプロパティ

OracleBulkCopyColumnMappingCollectionプロパティを、表17-15にリストします。

表17-15 OracleBulkCopyColumnMappingCollectionプロパティ

プロパティ 説明

Item [index]


指定された索引にあるOracleBulkCopyColumnMappingCollectionオブジェクトを取得または設定します


Item [index]

このプロパティは、指定された索引にあるOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを取得または設定します。

宣言

// C#
public OracleBulkCopyColumnMapping this[int index] {get;set;}

パラメータ

  • index

    設定または取得されるOracleBulkCopyColumnMappingのゼロベースの索引。

プロパティ値

指定された索引にあるOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。

例外

IndexOutOfRangeException - 指定された索引は存在しません。

OracleBulkCopyColumnMappingCollectionパブリック・メソッド

OracleBulkCopyColumnMappingCollectionパブリック・メソッドを、表17-16にリストします。

表17-16 OracleBulkCopyColumnMappingCollectionパブリック・メソッド

パブリック・メソッド 説明

Add


オブジェクトをコレクションに追加します

Clear


コレクションの内容をクリアします

Contains


指定されたOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトがコレクション内に存在するかどうかを示す値を戻します

CopyTo


OracleBulkCopyColumnMappingCollectionの要素を、指定された索引で始まるOracleBulkCopyColumnMapping項目の配列にコピーします

IndexOf


指定されたOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトの索引を戻します

Insert


指定された索引にあるコレクションに新規のOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを挿入します。

Remove


OracleBulkCopyColumnMappingCollectionから指定されたOracleBulkCopyColumnMapping要素を削除します。

RemoveAt


指定された索引にあるコレクションからマッピングを削除します。


Add

Addメソッドでは、オブジェクトがコレクションに追加されます。

オーバーロード・リスト:

  • Add(OracleBulkCopyColumnMapping)

    このメソッドでは、指定されたOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトがコレクションに追加されます。

  • Add(int, int)

    このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを作成し、指定されたソースおよび保存先列の順序位置を使用してコレクションに追加します。

  • Add(int, string)

    このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを作成し、指定されたソース列の順序および保存先列名を使用してコレクションに追加します。

  • Add(string, int)

    このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを作成し、指定されたソース列名および保存先列の順序を使用してコレクションに追加します。

  • Add(string, string)

    このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを作成し、指定されたソースおよび保存先列名を使用してコレクションに追加します。

Add(OracleBulkCopyColumnMapping)

このメソッドでは、指定されたOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトがコレクションに追加されます。

宣言

// C#
public OracleBulkCopyColumnMapping Add(OracleBulkCopyColumnMapping
bulkCopyColumnMapping);

パラメータ

  • bulkCopyColumnMapping

    コレクションに追加されるマッピングを示すOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。

例外

InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。

Add(int, int)

このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを作成し、指定されたソースおよび保存先列の順序位置を使用してコレクションに追加します。

宣言

// C#
public OracleBulkCopyColumnMapping Add(int sourceColumnIndex, 
    int destinationColumnIndex);

パラメータ

  • sourceColumnIndex

    データ・ソース内のソース列の順序位置。

  • destinationColumnIndex

    保存先表内の保存先列の順序位置。

例外

InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。

戻り値

コレクションに追加された新規作成のOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。

備考

データ・ソース内のすべての列に対して列マッピングを指定する必要はありません。ColumnMappingが指定されていない場合は、デフォルトでは、順序位置に基づいて列がマップされます。これはソースと保存先の表スキーマが一致している場合のみ実行されます。一致しない場合はInvalidOperationExceptionがスローされます。

マッピング・コレクション内のすべてのマッピングは、名前また順序位置ごとに行われる必要があります。


注意:

Oracle Data Provider for .NETでは、順序位置でマッピングが指定されている場合は、列名を判別するためにデータベースへのラウンドトリップが1回以上作成されます。このパフォーマンスのオーバーヘッドを回避するには、列名でマッピングを指定してください。

Add(int, string)

このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを作成し、指定されたソース列の順序および保存先列名を使用してコレクションに追加します。

宣言

// C#
public OracleBulkCopyColumnMapping Add(int sourceColumnIndex, 
    string destinationColumn);

パラメータ

  • sourceColumnIndex

    データ・ソース内のソース列の順序位置。

  • destinationColumn

    保存先表内の保存先列名。

例外

InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。

戻り値

コレクションに追加された新規作成のOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。

備考

データ・ソース内のすべての列に対して列マッピングを指定する必要はありません。ColumnMappingが指定されていない場合は、デフォルトでは、順序位置に基づいて列がマップされます。これはソースと保存先の表スキーマが一致している場合のみ実行されます。一致しない場合はInvalidOperationExceptionがスローされます。

マッピング・コレクション内のすべてのマッピングは、名前また順序位置ごとに行われる必要があります。


注意:

Oracle Data Provider for .NETでは、パフォーマンスのオーバーヘッドを引き起こす順序でマッピングが指定されている場合は、列名を判別するためにデータベースへのラウンドトリップが1回以上作成されます。このため、列名でマッピングを指定することをお薦めします。

Add(string, int)

このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを作成し、指定されたソース列名および保存先列の順序を使用してコレクションに追加します。

宣言

// C#
public OracleBulkCopyColumnMapping Add(string sourceColumn, 
    int destinationColumnIndex);

パラメータ

  • sourceColumn

    データ・ソース内のソース列名。

  • destinationColumnIndex

    保存先表内の保存先列の順序位置。

戻り値

コレクションに追加された新規作成のOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。

例外

InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。

備考

データ・ソース内のすべての列に対して列マッピングを指定する必要はありません。ColumnMappingが指定されていない場合は、デフォルトでは、順序位置に基づいて列がマップされます。これはソースと保存先の表スキーマが一致している場合のみ実行されます。一致しない場合はInvalidOperationExceptionがスローされます。

マッピング・コレクション内のすべてのマッピングは、名前また順序位置ごとに行われる必要があります。


注意:

Oracle Data Provider for .NETでは、パフォーマンスのオーバーヘッドを引き起こす順序でマッピングが指定されている場合は、列名を判別するためにデータベースへのラウンドトリップが1回以上作成されます。このため、列名でマッピングを指定することをお薦めします。

Add(string, string)

このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを作成し、指定されたソースおよび保存先列名を使用してコレクションに追加します。

宣言

// C#
public OracleBulkCopyColumnMapping Add(string sourceColumn, 
   string destinationColumn);

パラメータ

  • sourceColumn

    データ・ソース内のソース列名。

  • destinationColumn

    保存先表内の保存先列名。

例外

InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。

戻り値

コレクションに追加された新規作成のOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。

備考

データ・ソース内のすべての列に対して列マッピングを指定する必要はありません。ColumnMappingが指定されていない場合は、デフォルトでは、順序位置に基づいて列がマップされます。これはソースと保存先の表スキーマが一致している場合のみ実行されます。一致しない場合はInvalidOperationExceptionがスローされます。

マッピング・コレクション内のすべてのマッピングは、名前また順序位置ごとに行われる必要があります。


注意:

Oracle Data Provider for .NETでは、順序位置でマッピングが指定されている場合は、列名を判別するためにデータベースへのラウンドトリップが1回以上作成されます。このパフォーマンスのオーバーヘッドを回避するには、列名でマッピングを指定してください。

Clear

このメソッドでは、コレクションの内容がクリアされます。

宣言

// C#
public void Clear();

例外

InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。

備考

Clearメソッドは、アプリケーションが単一のOracleBulkCopyインスタンスを使用して1つ以上の一括コピー操作を処理する場合に最も使用します。列マッピングが1度の一括コピー操作のために作成される場合、OracleBulkCopyColumnMappingCollectionは、WriteToServerメソッドの呼出し後、および次回の一括コピーの前にクリアされる必要があります。

各操作に対して個別のOracleBulkCopyを使用するより、同じOracleBulkCopyインスタンスを使用して複数の一括コピーを実行する方が効率的です。

Contains

このメソッドは、指定されたOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトがコレクション内に存在するかどうかを示す値を戻します。

宣言

// C#
public bool Contains(OracleBulkCopyColumnMapping value);

パラメータ

  • value

    有効なOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。

戻り値

指定されたマッピングがコレクションに存在する場合はtrueを、存在しない場合はfalseを戻します。

CopyTo

このメソッドでは、OracleBulkCopyColumnMappingCollectionの要素が、指定された索引で始まるOracleBulkCopyColumnMapping項目の配列にコピーされます。

宣言

// C#
public void CopyTo(OracleBulkCopyColumnMapping[] array, int index);

パラメータ

  • array

    OracleBulkCopyColumnMappingCollectionオブジェクトからコピーされた要素の保存先である1次元のOracleBulkCopyColumnMapping配列。配列はゼロベースの索引を持つ必要があります。

  • index

    コピーが開始するゼロベース配列の索引。

IndexOf

このメソッドは、指定されたOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトの索引を戻します。

宣言

// C#
public int IndexOf(OracleBulkCopyColumnMapping value);

パラメータ

  • value

    戻されるOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。

戻り値

列マッピングがコレクション内にない場合のゼロベースの列マッピングの索引または-1。

Insert

このメソッドは、指定された索引にあるコレクションに新規のOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトを挿入します。

宣言

// C#
public void Insert(int index, OracleBulkCopyColumnMapping value);

パラメータ

  • index

    新規のOracleBulkCopyColumnMappingが挿入されるOracleBulkCopyColumnMappingCollection内の位置の整数値。

  • value

    コレクションに挿入されるOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。

例外

InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。

Remove

このメソッドは、OracleBulkCopyColumnMappingCollectionから指定されたOracleBulkCopyColumnMapping要素を削除します。

宣言

// C#
public void Remove(OracleBulkCopyColumnMapping value);

パラメータ

  • value

    コレクションから削除されるOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクト。

例外

InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。

備考

Removeメソッドは、OracleBulkCopyインスタンスが1つ以上の一括コピー操作を処理する場合に最も使用します。列マッピングが1度の一括コピー操作のために作成される場合、適用されないマッピングはWriteToServerメソッドの呼出し後および次回の一括コピー用にマッピングが定義される前に削除する必要があります。Clearメソッドはコレクション全体をクリアし、RemoveおよびRemoveAtメソッドは個々のマッピングを削除します。

各操作に対して個別のOracleBulkCopyを使用するより、同じOracleBulkCopyインスタンスを使用して複数の一括コピーを実行する方が効率的です。

RemoveAt

このメソッドは、指定された索引にあるコレクションからマッピングを削除します。

宣言

// C#
public void RemoveAt(int index);

パラメータ

  • index

    コレクションから削除されるOracleBulkCopyColumnMappingオブジェクトのゼロベースの索引。

例外

InvalidOperationException - 一括コピー操作が実行中です。

備考

RemoveAtメソッドは、OracleBulkCopyインスタンスが1つ以上の一括コピー操作を処理する場合に最も使用します。列マッピングが1度の一括コピー操作のために作成される場合、適用されないマッピングはWriteToServerメソッドの呼出し後および次回の一括コピー用にマッピングが定義される前に削除する必要があります。Clearメソッドはコレクション全体をクリアし、RemoveおよびRemoveAtメソッドは個々のマッピングを削除します。

各操作に対して個別のOracleBulkCopyを使用するより、同じOracleBulkCopyインスタンスを使用して複数の一括コピーを実行する方が効率的です。