目的
AIXオペレーティング・システムでOracle ACFSファイルシステムを作成します。
構文および説明
mkfs -V acfs -o h /dev/null mkfs -V acfs [-v name ] [-s size][-o options] volume_device
mkfs -V acfs -o h /dev/nullは使用方法のテキストを表示して終了します。
表16-13に、AIX mkfsコマンドで使用可能なオプションを示します。
表16-13 AIX mkfsコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
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AIXでのファイルシステムのタイプを指定します。 |
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ファイルシステムの名前を指定します。名前は最大64文字です。 |
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ファイルシステムのサイズを512バイトの単位か、または |
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オプション(f、h、v)が続くことを示します。オプションは
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|
フォーマットするOracle ADVMデバイス・ファイルを指定します。 |
mkfsは、Oracle ACFSファイルシステムのマウントに必要なディスク上の構造を作成するために使用できます。mkfsコマンドは、ファイルシステムの作成に使用される従来のLinuxコマンドです。mkfsの実行に成功すると、V$ASM_VOLUMEビューのUSAGE列にはACFSが表示されます。root権限は必要ありません。ボリューム・デバイス・ファイルの所有者が、このコマンドを実行できます。
最初のファイルシステム・サイズは200 MBです。
mkfsを機能させるには、Oracle ACFSドライバをロードする必要があります。
例
Oracle ACFSファイルシステムを作成する前に、まずOracle ADVMボリューム・デバイスが使用可能かどうか確認します。ASMCMD volinfoコマンドを使用すれば、ボリュームおよびボリューム・デバイスの情報を表示できます。
ASMCMD [+] > volinfo -a
...
Volume Name: VOLUME1
Volume Device: /dev/asm/volume1-123
State: ENABLED
...
「ASMCMDによるOracle ADVMの管理」を参照してください。
次に、ボリューム・デバイス・ファイルにOracle ACFSファイルシステムを作成します。
例16-10 mkfsコマンドの使用方法
$ /usr/sbin/mkfs -V acfs /dev/asm/volume1-123