プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

acfsgettag

目的

Oracle ACFSファイルのタグ名に関連付けられた値を取得します。

構文

sb8 acfsgettag(const oratext *path, const oratext *tagname, oratext *value, 
               size_t size, ub4 flags);

表18-3に、acfsgettagコマンドで使用可能なオプションを示します。

表18-3 acfsgettagコマンドのオプション

オプション 説明

path

ファイルまたはディレクトリのパス名へのポインタを指定します。

tagname

通常のファイルまたはディレクトリに対する有効なタグ名の形式で、NULLで終了するOracle ACFSタグ名へのポインタを指定します。

value

Oracle ACFSタグ値を取得するためのメモリー・バッファを指定します。

size

戻されたOracle ACFSタグ値を保持するメモリー・バッファのバイト・サイズを指定します。

flags

将来の使用のために予約されています。0に設定する必要があります。

説明

acfsgettagライブラリ・コールは、Oracle ACFSタグ名の値文字列を取得します。戻り値は、ゼロ以外のバイトの長さの出力で、成功した場合はvalue文字列、失敗した場合はACFS_TAG_FAILです。ACFS_TAG_FAILが戻されたときに取得する、オペレーティング・システム固有の詳細なエラー情報の値の詳細は、Oracle ACFSタグ付けのエラー値を参照してください。

Oracle ACFSタグ名には、固定値文字列の0 (長さが1バイトの数字ゼロの文字)が現在使用されているため、valueは、Oracle ACFSタグ名のすべてのエントリで同じです。acfsgettagを、valueをNULL、size0でコールすることによって、valueバッファのサイズを決定できます。ライブラリ・コールは、タグ名の値文字列を保持するのに必要なバイト・サイズを戻します。タグ名がファイルで設定されていない場合、acfsgettagは、ENODATAエラーを戻します。

例18-3に、acfsgettagファンクション・コールの使用例を示します。

例18-3 ファイルのタグ値の取得

sb8 rc;
size_t size;
oratext value[2];
const oratext *path = "/mnt/dir1/dir2/file2";
const oratext *tagname = "patch_set_11_1";
size = 1; (byte)
memset((void *)value, 0, 2*sizeof(oratext));
rc = acfsgettag (path, tagname, value, size, 0);
If (rc == ACFS_TAG_FAIL)
  /* check errno or GetLastError() to process error returns /*