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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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grpmod

目的

オペレーティング・システム(OS)ユーザーを既存のOracle ASMユーザー・グループに対して追加または削除します。

構文および説明

grpmod { --add | --delete } diskgroup usergroup user [user...]

表10-72に、grpmodコマンドの構文オプションを示します。

表10-72 grpmodコマンドのオプション

オプション 説明

--add

ユーザーをユーザー・グループに追加することを指定します。

--delete

ユーザーをユーザー・グループから削除することを指定します。

diskgroup

ユーザー・グループが属するディスク・グループの名前。

usergroup

ユーザー・グループの名前。

user

ユーザー・グループに対して追加または削除するユーザーの名前。

ユーザー・グループの所有者のみがこのコマンドを使用できます。このコマンドを実行するにはSYSASM権限が必要です。

このコマンドには、1つのオペレーティング・システム・ユーザー名または空白で区切られた複数のユーザー名を指定できます。通常、オペレーティング・システム・ユーザーはデータベース・インスタンス・ホームの所有者です。

次に、grpmodコマンドの例を示します。1つ目の例では、fraディスク・グループのasm_fraユーザー・グループにoracle1およびoracle2ユーザーを追加します。2つ目の例では、dataディスク・グループのasm_dataユーザー・グループからoracle2ユーザーを削除します。

例10-81 ASMCMD grpmodコマンドの使用方法

ASMCMD [+] > grpmod –-add fra asm_fra oracle1 oracle2

ASMCMD [+] > grpmod –-delete data asm_data oracle2