目的
オペレーティング・システム(OS)ユーザーを既存のOracle ASMユーザー・グループに対して追加または削除します。
構文および説明
grpmod { --add | --delete } diskgroup usergroup user [user...]
表10-72に、grpmod
コマンドの構文オプションを示します。
表10-72 grpmodコマンドのオプション
オプション | 説明 |
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ユーザーをユーザー・グループに追加することを指定します。 |
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ユーザーをユーザー・グループから削除することを指定します。 |
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ユーザー・グループが属するディスク・グループの名前。 |
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ユーザー・グループの名前。 |
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ユーザー・グループに対して追加または削除するユーザーの名前。 |
ユーザー・グループの所有者のみがこのコマンドを使用できます。このコマンドを実行するにはSYSASM権限が必要です。
このコマンドには、1つのオペレーティング・システム・ユーザー名または空白で区切られた複数のユーザー名を指定できます。通常、オペレーティング・システム・ユーザーはデータベース・インスタンス・ホームの所有者です。
例
次に、grpmod
コマンドの例を示します。1つ目の例では、fra
ディスク・グループのasm_fra
ユーザー・グループにoracle1
およびoracle2
ユーザーを追加します。2つ目の例では、data
ディスク・グループのasm_data
ユーザー・グループからoracle2
ユーザーを削除します。
例10-81 ASMCMD grpmodコマンドの使用方法
ASMCMD [+] > grpmod –-add fra asm_fra oracle1 oracle2 ASMCMD [+] > grpmod –-delete data asm_data oracle2