Oracle ASMディスク・グループに格納されるファイルは、Oracle ASMファイルと呼ばれます。各Oracle ASMファイルは、単一のOracle ASMディスク・グループ内に含まれます。Oracle Databaseは、ファイルに関してOracle ASMと通信します。これは、Oracle Databaseがファイルシステムでファイルを使用する場合と同じ方法です。Oracle ASMディスク・グループには、次のような様々なファイル・タイプを格納できます。
制御ファイル
データファイル、一時データファイルおよびデータファイル・コピー
SPFILE
オンラインREDOログ、アーカイブ・ログおよびフラッシュバック・ログ
RMANバックアップ
障害時リカバリ構成
変更トラッキング・ビットマップ
データ・ポンプ・ダンプセット
Oracle ASMでは、ファイル作成および表領域作成の一環としてOracle ASMファイル名が自動的に生成されます。Oracle ASMファイル名はプラス記号(+
)で始まり、その後にディスク・グループ名が続きます。ユーザーは、わかりやすいエイリアスをOracle ASMファイルに対して指定し、エイリアスの階層ディレクトリ構造を作成できます。
次の項では、Oracle ASMファイルの構成要素について説明します。