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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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Oracle ASMエクステントの理解

Oracle ASMファイルの内容は、ディスク・グループ内の各ディスクに格納されているエクステントのセット(集合)としてディスク・グループに格納されます。各エクステントは、個々のディスク上にあります。エクステントは1つ以上の割当て単位(AU)から構成されます。次第に大きくなるファイルに対応するために、Oracle ASMでは可変サイズのエクステントが使用されます。

可変サイズのエクステントを使用すると、大きなOracle ASMデータファイルがサポートされ、大規模データベースに必要なSGAメモリーが少なくてすみます。また、ファイルの作成操作やオープン操作のパフォーマンスが向上します。最初のエクステント・サイズは、ディスク・グループの割当て単位サイズと同じです。事前定義のしきい値に基づき、4倍および16倍に増加します。様々なエクステントのサイズは、この項に記載されています。

AUサイズが4MB未満のディスク・グループの場合、次のようになります。

AUサイズが4MB以上のディスク・グループの場合、およびディスク・グループのRDBMS互換性が11.2.0.4以上の場合、エクステント・サイズ数(ディスク・グループのAUサイズ、4*AUサイズまたは16*AUサイズ)は、アプリケーション・ブロック・サイズを使用して計算され、最大ファイル・サイズがサポートされます。

特定のディスク・グループの互換性属性が11.1以上に設定されている場合、エクステント・サイズ指定機能は、新規作成およびサイズ変更されたデータファイルに対して自動的に実行されます。互換性属性の詳細は、ディスク・グループの互換性を参照してください。

図1-4は、Oracle ASMのファイル・エクステントと割当て単位との関係を表しています。最初の8つのエクステント(0から7)は、4つのOracle ASMディスクに分散され、そのAUサイズと同じです。最初の20000エクステント・セットが終わると、次の20000エクステント・セット(20000から39999)のエクステント・サイズは4*AUになります。太枠の長方形内に20000から20007のエクステント・セット番号が示されています。Oracle ASMのエクステントの次の増分は16*AUです(図1-4には示されていません)。

図1-4 ディスク・グループにおけるOracle ASMファイル割当て

図1-4の説明が続きます
「図1-4 ディスク・グループにおけるOracle ASMファイル割当て」の説明