システム権限のアクセスを個別のオペレーティング・システム・グループに分けない場合、メンバーにOSDBA、OSOPERおよびOracle ASM用のOSASM権限でアクセス権が付与されるグループとして1つのオペレーティング・システム・グループを指定できます。通常、これらすべてのデフォルトのオペレーティング・システム・グループ名はdba
で、そのグループはデフォルト構成用に選択されます。
表3-1に、Oracle ASMユーザーに権限を分けないLinuxデプロイの例を示します。
表3-1 すべてのOracle ASMユーザーに対する1つのオペレーティング・システム・グループおよび権限セット
ロール/ソフトウェア所有者 | ユーザー | グループ/権限 |
---|---|---|
Oracle ASM管理者/Oracle Grid Infrastructureホーム |
oracle |
dba/SYSASM、SYSDBA、SYSOPER |
データベース管理者1/データベース・ホーム1 |
oracle |
dba/SYSASM、SYSDBA、SYSOPER |
データベース管理者2/データベース・ホーム2 |
oracle |
dba/SYSASM、SYSDBA、SYSOPER |
オペレーティング・システム・ディスク・デバイス所有者 |
oracle |
dba |