I/Oパフォーマンスについて理解するには、ファイルが格納されている記憶域の階層の詳細を知る必要があります。Oracle Databaseには、ファイル、論理ボリュームの中間レイヤーおよび実際の物理デバイスのマッピング全体を表示する動的パフォーマンス・ビューが用意されています。これらの動的ビューを使用すると、ファイル・ブロックがあるディスクを正確に特定できます。
Oracle Databaseは、FMON
と呼ばれるバックグラウンド・プロセスと通信し、マッピング情報を管理します。OracleにはPL/SQL DBMS_STORAGE_MAP
パッケージが用意されており、これによりマッピング・ビューを移入するマッピング操作を起動します。
Oracle Databaseファイル・マッピングは、Oracle ASMファイルのマッピング時にサード・パーティ・ライブラリを必要としません。また、Oracle Databaseは、すべてのオペレーティング・システム・プラットフォームでOracle ASMファイルをサポートします。
この項のすべての例は、Oracle Databaseインスタンス上で実行されます。
Oracle ACFSファイルとのファイル・マッピングの詳細は、「Oracle ACFSによるOracle Databaseファイル・マッピング・ビューのサポート」を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
関連項目:
Oracle Databaseファイル・マッピングの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。