データベース・インスタンスで自動メモリー管理を使用しない場合、Oracle ASMをサポートするにはデータベース・インスタンスのSGAパラメータ設定を少し変更する必要があります。自動メモリー管理を使用する場合、この項で説明するサイズ指定データは、情報としてのみ、またはSGAに使用する適切な値を判断するための補足情報として扱うことができます。自動メモリー管理を使用することを強くお薦めします。
関連項目:
Oracle Databaseインスタンスでのメモリー割当て管理については、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
メモリーの構成および使用の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
データベース・インスタンス上のSGAサイズ指定に関するガイドラインを次に示します。
PROCESSES
初期化パラメータ: 現在の値に16を追加します。
LARGE_POOL_SIZE
初期化パラメータ: 現在の値に600Kを追加します。
SHARED_POOL_SIZE
初期化パラメータ: 次の問合せの値を集計して、Oracle ASM上にあるか、またはOracle ASMに格納される現在のデータベース記憶域のサイズを求めます。次に、冗長性タイプを確認し、集計値を入力として使用してSHARED_POOL_SIZE
を計算します。
SELECT SUM(bytes)/(1024*1024*1024) FROM V$DATAFILE; SELECT SUM(bytes)/(1024*1024*1024) FROM V$LOGFILE a, V$LOG b WHERE a.group#=b.group#; SELECT SUM(bytes)/(1024*1024*1024) FROM V$TEMPFILE WHERE status='ONLINE';
外部冗長性を使用しているディスク・グループの場合は、100GBの領域ごとに1MBの追加共有プールと2MBが必要です。
標準冗長性を使用しているディスク・グループの場合は、50GBの領域ごとに1MBの追加共有プールと4MBが必要です。
高冗長性を使用しているディスク・グループの場合は、33GBの領域ごとに1MBの追加共有プールと6MBが必要です。
関連項目:
Oracle Databaseインスタンスでのメモリー割当て管理については、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
メモリーの構成および使用の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。