ASM_DISKGROUPS初期化パラメータで指定したディスク・グループは、Oracle ASMインスタンスの起動時に自動的にマウントされます。このプロセスにより、Oracle ASMと同じノードで動作しているすべてのデータベース・インスタンスが、これらのディスク・グループを使用できるようになります。ディスク・グループは、Oracle ASMインスタンスの停止時にディスマウントされます。また、Oracle ASMでは、ディスク・グループは最初に作成するときにも自動的にマウントされ、削除するときにディスマウントされます。
ディスク・グループのマウント時に、ディスク・グループ番号が選択されます。この番号は、ディスク・グループのマウントごとに変わります。ディスク・グループ番号は永続的な構造で記録されませんが、現在の値はV$ASMビューのGROUP_NUMBER列に表示できます。
ディスク・グループを手動でマウントまたはディスマウントする場合は、ALTER DISKGROUP...MOUNTまたはALTER DISKGROUP...DISMOUNT文を使用します。ディスク・グループは名前別にマウントまたはディスマウントすることも、ALLを指定することもできます。オプションのFORCEオプションを指定することもできます。FORCEオプションの使用の詳細は、「FORCEオプションを使用したディスク・グループのマウント」を参照してください。
オープン・ファイルを含むディスク・グループをディスマウントしようとすると、FORCE句も指定しないかぎり、この文は失敗します。
RESTRICTEDモードのOracle ASMクラスタ環境では、ディスク・グループは単一インスタンスの排他モードでマウントされます。このクラスタ内の他のOracle ASMインスタンスはこのディスク・グループをマウントできません。このモードでは、Oracle ASMクライアントはディスク・グループを使用できません。このモードは、高速リバランスを実行する場合に使用します。
次のSQL文では、Oracle ASMインスタンスに現在マウントされているすべてのディスク・グループをディスマウントします。
ALTER DISKGROUP ALL DISMOUNT;
次のSQL文では、ディスク・グループdata1をマウントします。
ALTER DISKGROUP data1 MOUNT;