目的
Oracle ACFS監査を初期化します。
構文および説明
acfsutil audit init -h acfsutil audit init -M audit_manager_group -A auditor_group
acfsutil
audit
init
-h
は、ヘルプ・テキストを表示して終了します。
表16-45に、acfsutil
audit
init
コマンドで使用可能なオプションを示します。
表16-45 acfsutil audit initコマンドのオプション
オプション | 説明 |
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Oracle ACFS監査マネージャ・ロールにユーザーを割り当てるオペレーティング・システム(OS)グループを指定します。義務の分離を実現するには、特にこの目的のために、新しいグループを作成する必要があり、このグループは、システム管理者グループ、Oracle ACFSセキュリティ管理者OSグループ、Oracle ACFS監査の監査者OSグループとは別にする必要があります。 |
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Oracle ACFS監査の監査者ロールにユーザーを割り当てるオペレーティング・システム(OS)グループを指定します。義務の分離を実現するには、特にこの目的のために、新しいグループを作成する必要があり、このグループは、システム管理者グループ、Oracle ACFSセキュリティ管理者OSグループ、Oracle ACFS監査マネージャOSグループとは別にする必要があります。 |
ファイルシステム上で任意の監査ソースに対して監査を有効化する前に、システム管理者はacfsutil
audit
init
コマンドを実行する必要があります。このコマンドは、監査に必要なロールを設定し、ファイルシステム上で任意の監査タイプを有効にする前に、実行する必要があります。コマンドを実行すると、監査を使用するすべての機能に対して、監査がデフォルトで有効になります。
初期化後にOracle ACFS監査マネージャまたは監査者のいずれかに異なるOSグループを選択できないため、Oracle ACFS監査の初期化前にこれらに固有の目的で新しいOSグループを作成する必要があります。
システム管理者のみがこのコマンドを実行できます。
例
次に、acfsutil
audit
init
コマンドの使用例を示します。
例16-38 acfsutil audit initコマンドの使用方法
# /sbin/acfsutil audit init -M myaudit_mgr_grp -A myauditor_grp