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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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Oracle ASMでのアーカイブ・ログ・ファイルの作成

LOG_ARCHIVE_DESTおよびLOG_ARCHIVE_DEST_n初期化パラメータでは、ディスク・グループをアーカイブ・ログの宛先として指定できます。この方法で宛先を指定すると、アーカイブ・ログ・ファイル名は、一意の名前でデフォルトのサブディレクトリに作成されます。ただし、すべてのLOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータは一意の文字列である必要があります。同じディスク・グループを複数回入力するには、サブディレクトリを使用する必要があります。たとえば、LOG_ARCHIVE_DEST_nを次のように設定できます。

LOG_ARCHIVE_DEST_1 = 'LOCATION=+FRA/orcl/arc_1'
LOG_ARCHIVE_DEST_2 = 'LOCATION=+FRA/orcl/arc_2'
...

LOG_ARCHIVE_DESTをディスク・グループ名に設定した場合は、LOG_ARCHIVE_FORMATは無視されます。アーカイブ・ログに対する一意のファイル名は、デフォルトのサブディレクトリにOracle Databaseによって自動的に作成されます。LOG_ARCHIVE_DESTをディスク・グループ内のディレクトリに設定した場合は、ファイルのエイリアスに対するLOG_ARCHIVE_FORMATのセマンティクスは通常どおりとなります。基礎となるファイルは、システム生成の名前でディスク・グループのデフォルトのディレクトリに生成されます。

また、DB_RECOVERY_FILE_DEST初期化パラメータをディスク・グループの宛先に設定できます。例17-3では、アーカイブ・ログ・ファイルが、ARCHIVELOGモードを有効にして生成され、DB_RECOVERY_FILE_DEST+FRAディスク・グループに設定されています。ORCLDB_UNIQUE_NAMEパラメータの値です。

関連項目:

アーカイブ保存されたREDOログ・ファイルの管理の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。

例17-3: Oracle ASMディスク・グループ内のアーカイブ・ログ・ファイル

SQL> SHOW PARAMETER DB_RECOVERY_FILE_DEST

NAME                                 TYPE        VALUE
------------------------------------ ----------- ------------------------------
db_recovery_file_dest                string      +FRA

SQL> SELECT SUBSTR(name,1,64) name FROM V$ARCHIVED_LOG;
 
NAME
----------------------------------------------------------------
+FRA/ORCL/ARCHIVELOG/2013_06_24/thread_1_seq_112.260.818960623
+FRA/ORCL/ARCHIVELOG/2013_06_24/thread_1_seq_113.261.818978423
+FRA/ORCL/ARCHIVELOG/2013_06_25/thread_1_seq_114.262.818993031
+FRA/ORCL/ARCHIVELOG/2013_06_25/thread_1_seq_115.263.819032439
+FRA/ORCL/ARCHIVELOG/2013_06_25/thread_1_seq_116.264.819047121
+FRA/ORCL/ARCHIVELOG/2013_06_25/thread_1_seq_117.265.819064815
+FRA/ORCL/ARCHIVELOG/2013_06_26/thread_1_seq_118.266.819079417
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